251217061 限定クエスト このすばコラボ この素晴らしい夏一番の冒険を！ この素晴らしい夏一番の冒険を！ 後編 6 - この素晴らしい夏一番の冒険を！ 6話 この素晴らしい夏一番の冒険を！ 6話 この素晴らしい夏一番の冒険を！ 6話 戦闘前
【ティルフィング】
マスター
クエスト完了の報告をしてきました
ありがとう、と返すマスター
ジャイアント・トードの脅威も去り 穏やかな日常を取り戻したマスター達
【デュリン】
カエルはまだいるみたいだけど
こうして毎日クエストをこなせば
脅威になるほどじゃないわね
そう、やることはまだあるけれど おおむね平和だと言えるだろう
【デュリン】
今日はカエルの串カツが
あるのよ、マスター
こうやってソースをつけて食べるの
【アクア】
二度付けはやめてね。
それはみんなで使うソースなのよ。
【デュリン】
あら、アクアもいたのね
噂によるとアクアは クエストに関係なくずっと 海の家に入り浸っているらしい
【ティルフィング】
うーん…
このままでいいのでしょうか…
【アクア】
いいじゃない
たまには普通の話題をする
っていうのもいいものよ？
【ティルフィング】
何か、忘れているような…
【アクア】
そうね
カエルのカツばかり食べてちゃ
胸やけしちゃって体に悪いわ
【アクア】
間…間にキャベツを食べるの
そうするとキャベツの成分が
胸やけを防いでくれるのよ…
【ティルフィング】
とても大事なことなはずなんです…
アクアさんは何か心当たりとか…
【アクア】
も～！
辛気臭いわねー！
【アクア】
借金もない平和な日々に
美味しいシュワシュワとカエル串！
何も気にすることないじゃない！
【ティルフィング】
あ、アクアさん…
もう結構シュワシュワを
飲んでいらっしゃいますね…？
アクアはシュワシュワ片手に ティルフィングへしなだれかかる
たしかに、アクアの言う通り 特に危険はないがティルフィングの 言うことも気になるマスターだった
【アクア】
なぁに～？
マスターも気になることあるの？
も～心配しすぎだってぇ～！
アクアの細かいことを 気にしない姿勢は頼もしいくらいだ だが…
【ティルフィング】
本当に大丈夫なのでしょうか…
【ティルフィング】
あれ？
向こうにいらっしゃるのは…
【アクア】
あっ、ウィズじゃない！
【ウィズ】
あ、アクア様！
それにマスターさんと
ティルフィングさん、丁度よかっ…
【アクア】
いいところに来たわ！
ティルの心配事を吹き飛ばす
景気のいい話はないかしら！？
【ウィズ】
あ、あの
景気のいい話という訳ではなく
とても大事なお話が…
【アクア】
何、あんたまで
小難しい話しようっていうの！？
話をしようとするウィズに アクアはシュワシュワを持って 詰め寄る…のをなだめるマスター
【ウィズ】
ありがとうございますマスターさん
それで話というのは…
【ダクネス】
マスター、それにアクア
ちょっと場所を開けてくれないか
ダクネスはそう言うと マスター達のそばに 背負っていためぐみんを下ろす
【めぐみん】
ううっ
【ティルフィング】
めぐみんさん！
一体何が…っ！？
【ダクネス】
爆裂魔法を撃って
動けなくなっただけだ
【デュリン】
なんだ、いつものことね
ダクネスの説明で納得した マスター達だが、倒れて動けない というのはいつ見ても心配になる
【めぐみん】
なんだとはなんですか
爆裂魔法を放つのは
私の宿命なのです！
【デュリン】
いつものことには変わりないでしょ
まぁでも何事もないならよかったわね
【ティルフィング】
ですが、どうしてまた爆裂魔法を…
もしかして、何かあったのですか？
【ダクネス】
いや、そういうわけではない
むしろその逆だ
【ダクネス】
爆裂魔法を使うような事態もないし
やりたいことができないというのは
苦痛だろうと思ってな
【ダクネス】
私が付き添っているから
もしもということもないだろう
【ダクネス】
万が一、もしもがあっても
そのときは私が身を挺して
敵の攻撃を受ければいいだけの話
そう言いながら 身をよじり始めるダクネス
何の変哲もない日常であっても これだけ賑やかに過ごせる仲間が いることは喜ばしいと思うマスター
【アクア】
いくら平和だからって
あんたたちちょっと油断しすぎよ？
【めぐみん】
アクアがそれを言いますか
シュワシュワとカエル串を片手に
【ウィズ】
あの、みなさん、それが…
ウィズが何かを言いかけたとき 海の家がざわつき始める
【ティルフィング】
何かあったんでしょうか…
私、ちょっと話を聞いて来ます！
【ティルフィング】
大変です！
異族が大量に現れたとのことで
緊急クエストが発生しました！
ティルフィングの報せに すぐに自分達もクエストに 参加しようと決めるマスター
【アクア】
なんだ異族か～
カエルじゃなくてよかったわ
もうベトベトになるのは嫌よ…
【アクア】
ああ～、思い出すだけで
鳥肌立ってくるんですけど！
もう飲んで忘れるしかないわね！
シュワシュワを一気に飲み干した アクアは、とてもじゃないが 戦える状態ではなさそうだ
【めぐみん】
くっ、こんなことなら
爆裂魔法を温存しておくべきでした
【めぐみん】
ガレキ相手に爆裂魔法を放つのには
もう飽きていたというのに…
【ダクネス】
それにしても大量の異族か…
一斉に襲われたらひとたまりも
ないだろう…
【ダクネス】
話も通じない相手だからな…
一方的に私のことを蹂躙するだろう
たとえば…ふふっ、ふふふふっ
めぐみんは動けず ダクネスはなんだか参加させては いけないと感じるマスター
アクアとめぐみんの介抱を ダクネスに任せることにして 自分達だけで出よう、とそのとき
【ゆんゆん】
話は聞かせてもらいました
そ、その、私が同行しましょう！
【海の男】 おい！ 異族がもうそこまで来てるぞ！
事態は急を要するようだ 何か聞こえた気がしたが それどころではない
【ウィズ】
私もお手伝いします！
たぶん、あのことが原因でしょうし…
ウィズの申し出をありがたく受け マスターはティルフィング達と共に 異族討伐に向かうのだった
【ゆんゆん】
…あの、それでですね
もしよろしければそのまま
一緒にパーティーを組んで…って
【ゆんゆん】
あれ！？
マスターさんがいない！？
【ゆんゆん】
わ、私も連れて行ってくださいって！
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