Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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252003011 限定クエスト サイコパス PSYCHO-PASS サイコパス 2 監視官の絆 PSYCHO-PASS サイコパス 2 -監視官の絆- 2 - 【EP1】孤高の執行官 監察官の絆-1 監視官の絆-1

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【常守朱】 標的を確認しました! 全員、配置についてください!

【六合塚弥生】 私は右へ! 霜月監視官は左からお願いします!

【霜月美佳】 ええ、わかったわ!

常守朱(つねもりあかね) 六合塚弥生(くにづかやよい) 霜月美佳(しもつきみか)…

この三人は、とあるきっかけで 異世界から迷い込んだという

当初は異族やキル姫の存在に 戸惑っていたが、それなりに こちらの世界にも慣れてきたようだ

以前の戦いで、朱達は ティルフィング達と協力して 新種の異族を生み出す存在を倒した

あれ以来、新種の異族が群れで現れる ことはなくなったのだが、各地に 散った残党が未だに人々を襲っていた

【常守朱】 執行します…!

新種の異族にはキル姫の武器では 攻撃が通じないため、 朱達に協力してもらって対処していた

そんなある日、三つの場所で 新種の異族が現れたと報告が入る

マスターと朱達は三班に分かれて、 それぞれ対処することにしたのだった

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マスターは、森のなかを軽やかに進む 黒スーツの背中を追いかけていた

マスターがもたついて 距離が開きそうになると、 彼女はさりげなく速度をゆるめた

ふと、先を行く彼女が立ち止まる 静かにこちらを振り返り、 マスターの表情を確認した

【六合塚弥生】 間もなく報告のあった場所に 到着しますが…準備はいいですか?

少し息を整える時間をもらえるかな と、マスターは木にもたれて休む

【六合塚弥生】 …あなたはなぜ、 私と一緒にきたのですか?

【六合塚弥生】 いつも常守監視官と一緒なので、 今回もそうだと思っていたのですけど

だからだよ と、マスターはこたえる

【六合塚弥生】 …どういうことですか?

朱は話しやすいし、最近は自分や キル姫を頼ってくれるようになった と、マスターは話す

でも、弥生はいつもひとりで戦ったり 誰かのサポート的な役割を 任せたりすることも多いから…

弥生に負担をかけてないか、無理を させているんじゃないかと心配で… と、マスターは続ける

【六合塚弥生】 それがどうして、 私と一緒にくる理由になるのですか?

つまり、もう少し自分を頼ってくれて いいんだって君に伝えたかったんだ と、マスター

【六合塚弥生】 頼っていいと言われても… あなた、戦えないじゃないですか

反論できず 言葉につまるマスターを見て、 弥生は短くため息をつく

【六合塚弥生】 はぁ… そんなことで…

戦えなくてもできることはあるよ と、マスターは弥生に食い下がる

【六合塚弥生】 例えば?

た、例えば… と言ったきり、なにも思い浮かばず マスターは再び言葉につまる

【六合塚弥生】 私のことはお気になさらず これまでと同じように、 頼らずやっていけますので

でも… と、マスターが言いかけた時、 突然、弥生が銃を構える

【六合塚弥生】 おしゃべりが過ぎたようですね 多数の異族が接近… いえ、すでに囲まれています

【六合塚弥生】 あなたは私の後ろに! 余計なことはしないでくださいね

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