277000443 海上編 ストーリー2019年7月 パラディーゾ幻想襲来篇Ⅲ 第5幕「獣の眼は詠う」 戦闘後
【カシウス】 あぐっ…
全員の力を合わせて、 マスター達はカシウスとの戦いに 勝利をおさめることができた
【アルマス】 どう? 答える気になった? あなた達の本当の目的はなに?
【カシウス】 力は…必要なもの
【カシウス】 強き者には 負うべき責務がある
【カシウス】 弱き者には 従うべき責務がある
【カシウス】 それを支配と呼ぶのなら、 誹りを受けても構わない
【アルマス】 ちょっと待って! 島を支配するのは、 私達を守るためだって言いたいの?
カシウスは静かに頷き、 言葉を続けた
【カシウス】 そして、彼の島の結界は、 神の眼から逃れるためのもの… それは、神を恐れる弱さの証
【カシウス】 その不安定な結界を破壊し、 彼の島を解放する… 此の島と彼の島は一体となる
【アルマス】 ラグーナ島のキル姫を 支配するために、 ローク島を移転したっていうの?
【レーヴァテイン】 なによ、それ… ふざけないで!
【レーヴァテイン】 私達を支配しようとすることも、 島を移転させたことも、 自分勝手すぎるわよ!
【カシウス】 わたしはただ、 島を治める王としての 役目を果たしたにすぎない
怒りをあらわにするレーヴァテインに 無表情で返したあと、 カシウスはマスターに語りかけた
【カシウス】 あなたは、あの結界の要… あなたは意思を示すべき存在
【カシウス】 彼の島を救える解は たったひとつ
【カシウス】 彼の島の王である自覚があるなら、 その解を導き出せるはず…
マスターにそう言い残すと、 カシウスは再び、 どこかへと飛び去っていく
マスター達は、それぞれの胸に 複雑な思いを抱きながら その背中を見送っていた
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