277000461 海上編 ストーリー2019年7月 パラディーゾ幻想襲来篇Ⅲ 第7幕「諒する獣の目」戦闘前
【アルマス】 ねぇ、ヘレナ… マスターと出会った頃より、 力が増している気がしない?
【ヘレナ】 そうだね… 先輩との関係が深まるほど、 バイブスの影響も強まるのかも…
【ヘレナ】 もっと深い関係になる方法を 試してみるのも悪くないな…
ヘレナはそういって 妖しく微笑んだ
【アルマス】 もっと深い関係って… な、なに考えているのよっ! 今はそれどころじゃないでしょ!
【ヘレナ】 ふふっ… アルマスはどんなことを 想像したんだい?
【ヘレナ】 ヘレナは悩み相談とか、一緒に 食事をするとか…そんなことを 考えていたんだけどなぁ…
【アルマス】 な…っ!
【ニール】 あら、アルマス 顔が真っ赤よ! 熱でもあるんじゃな〜い?
ニールがわざとらしい声色で アルマスをからかう
【アルマス】 くっ… 覚えてなさいよ!
【ヘレナ】 おお、怖い怖い… …くふっ
【ソロモン】 みんな、聞いて! 偵察に出たグラウが、この奥で カシウスを発見したわ!
【レーヴァテイン】 おっけ… 気を引き締めていくわよ!
マスター達は、グラウの案内で プールの奥地へと足を踏み入れた
キル姫達だけでなく、 マスターの姿を見つけたカシウスは、 どこか嬉しそうに微笑み、口を開いた
【カシウス】 …解は、出せたのね?
カシウスの問いにマスターは頷き―
ラグーナ島のキル姫達 みんなの笑顔を信じる… と告げた
【カシウス】 そう… でも、それでは足りない
【カシウス】 閉ざされた世界の幕を切り開き、 円環の内に安寧を享受させること…
【カシウス】 その責務が私にはあるの
【カシウス】 恐れを抱かないというのなら、 それに足る力を… この、私の眼に映して…
カシウスはそういうと 戦闘態勢に入った
【アルマス】 くっ… やっぱり、戦うしかないのね
【レーヴァテイン】 アルマス、私が出るわ さっきの勝負の決着をつけさせて
剣を構えるレーヴァテインを見て、 カシウスはわずかに首をかしげる
【カシウス】 …違う
【カシウス】 見たことのない輝き… あなた、変わった?
【レーヴァテイン】 さぁ…どうかしらね? 戦って確かめてみたら?
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