Phantom of the Kill

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277001131 海上編 ストーリー2018年7月 パラディーゾ再生篇Ⅱ 第2幕「連繋のエンシェント」戦闘前

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全員での協議をミネルヴァが提案し、 その場で話し合いを続けることに なった面々

【ラスト】 …エンヴィ、 マスターには あまり近づかないようにしてください

【エンヴィ】 …わかっています でも、さっきは私から 近づいたわけじゃないですから…

【グラトニー】 ボクはラストも警戒しているけどね 戦闘中にマスターをさらうなんて、 やってくれたじゃないか

【グリード】 その件は、あとで話しましょう いまはマスターを手に入れることを 第一に考えなくては…

協議が再開されると、ミネルヴァは ラグナロクとスイハ、エンヴィに、 先ほどの話し合いの内容を説明した

2103611.png 【ラグナロク】 …なるほどね こんなところで、もたもたしている 場合ではないというわけね

2302511.png 【ミネルヴァ】 その通りです! 早くしないと、この島が…

【グリード】 だから、そんなことは私たちに 関係ないと言っているでしょう

【グリード】 こっちはマスターがいれば それ以外はどうでもいいのです

2103611.png 【ラグナロク】 わかったわ! すべてはビーチフラッグスで 決着をつけましょう!

2103611.png 【ラグナロク】 私はここに、「マスター争奪 ビーチフラッグス大会」の開催を 宣言する!

【グリード】 ビーチ…フラッグス…?

2103611.png 【ラグナロク】 ビーチフラッグスは、砂浜を走って 誰が早く旗を取れるかを競うものよ

2103611.png 【ラグナロク】 この島のビーチは、この競技に 最適な柔らかい砂浜だから 安心して楽しめるわ

2302511.png 【ミネルヴァ】 …ラグナロク? 何を言い出すのですか?

2103611.png 【ラグナロク】 協議をしても話が進まないし、 お互い本気で戦えば、 この島がどうなるか分からない

2103611.png 【ラグナロク】 それなら、ルールもシンプルで 安全なスポーツで勝負すれば いいじゃない!

【グリード】 なにを勝手に言っているのですか!? 第一、私たちが参加するなど…

2103611.png 【ラグナロク】 別に参加しなくてもいいわ 負けるのが怖いのならね

2103611.png 【ラグナロク】 第一、私たちが戦う姿を マスターが喜ぶと思う?

ラグナロクの言葉に、 皆がケガするよりずっといいと マスターは頷く

【グリード】 くっ…! 仕方、ありませんね…

【ラスト】 これもマスターの心を支配するため ええ、必要なことです

【エンヴィ】 この押しの強さ、羨ましい… でも、私も参加します…

2103611.png 【ラグナロク】 とにかくフラッグを取れば勝ちだけど、 スタートのルールだけ確認しておくわ

2103611.png 【ラグナロク】 スタート地点でゴールに背を向けて うつ伏せになって合図を待つこと 両手は顎を乗せた状態でね

2103611.png 【ラグナロク】 あとは笛が鳴ったら立ち上がって、 フラッグに向かって走るだけ! ね?簡単でしょ?

2502711.png 【フライシュッツ】 わーい! とっても楽しそう〜! おねーちゃん、そういうの大好き!

【グラトニー】 ふん… たまにはこういう戦いも 悪くない

2103611.png 【ラグナロク】 よしっ! それじゃ、ビーチへ移動するわよ! 運命の歯車は回り始めたんだから!

ラグナロクとフライシュッツの勢いに 押されて、とりあえずビーチへと 移動することになった一行

スイハは、みんなから少し遅れて 後ろから追いかけるようについていく

2401711.png 【スイハ】 ブラックキラーズのみなさんは シックな水着でかわいい… 白もいいけど、黒もいいなぁ

2401711.png 【スイハ】 思い切って話しかけてみたいけど… うう…恥ずかしくて “勇気”が出ないよ〜…

そのスイハの後ろには、マスターと 距離を取るために離れていた エンヴィが続く

【エンヴィ】 やっぱり背も高いし、足も長いし 長い髪もサラサラできれい… 羨ましい…

2401711.png 【スイハ】 え?

【エンヴィ】 あ…

声が聞こえて思わず振り向いた スイハと、独り言を聞かれたと思った エンヴィの間に気まずい空気が流れる

2401711.png 【スイハ】 …………

2401711.png 【スイハ】 エンヴィさんの水着もすごく可愛い! この気持ちを伝えたい…! でも、嫌がられちゃうかな…?

【エンヴィ】 えっと…

【エンヴィ】 なにを言われるんでしょうか… 言いたいことがあるなら 早くしてほしいんですけど…

前方では、ラグナロクが先頭に立ち、 マスターを引っ張りながら ビーチへと向かっていた

【エンヴィ】 あの…みなさん先に 行ってしまいましたけど… 私たちも、そろそろ移動しませんか?

2401711.png 【スイハ】 そ…そうですね あんなに離れてしまいましたね

気まずい雰囲気の中、 移動を再開する二人 しかし―

2401711.png 【スイハ】 あれは…異族!?

【エンヴィ】 …どうやら、そのようですね

先行しているメンバーの後方に 突如現れた異族に、 エンヴィとスイハ以外気付いていない

2401711.png 【スイハ】 皆が危ない! 急ぎましょう!

【エンヴィ】 …え?は、はい…

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