277001141 海上編 ストーリー2018年7月 パラディーゾ再生篇Ⅱ 第3幕「逆転のブラック」戦闘前
雲一つない晴天の下、 全員がビーチに集まる中、 ラグナロクが開始を宣言する
【ラグナロク】 さぁ、対決を始めるわよ! マスターは連れ去られたりしないよう 中央で観戦すること!いいわね?
【グリード】 さて… やるといった以上参加しますが… 誰から行きますか?
【エンヴィ】 あちらに情報が少ない 私が出ましょうか? 戦闘での傷も、もう治りましたし…
【グラトニー】 エンヴィでいいんじゃないかな? ボクは賛成だよ
【ミネルヴァ】 まずは私が出場します それから作戦を立てましょう
【フライシュッツ】 えー? おねーちゃんがやりたいのにー!
【スイハ】 フライシュッツ、 後で順番は回ってきます ここはミネルヴァに任せましょう
【ラグナロク】 よしっ、決まりね! 両者ともスタートラインに立って!
ミネルヴァとエンヴィが スタートラインに立つと グラトニーから抗議の声があがった
【グラトニー】 ミネルヴァはボクとの 同盟関係がある!
【グラトニー】 不正があると疑われてはかなわないよ、 メンバーを変えてくれるかな?
【グラトニー】 そのかわりボクも参加しない 三回戦で白黒つけようじゃないか
【グリード】 はあ… そう馬鹿正直に言う必要は ないでしょう?
【グラトニー】 目的のために手段は選ばないが こういった勝負では正々堂々と勝つ、 それがボクの理想の姿だ
胸を張るグラトニーの姿に、 グリードは小さく息をこぼす
【ミネルヴァ】 わかりました、では…
【フライシュッツ】 はーい! ミネルヴァちゃんのかわりに おねーちゃんが出まーす!
【フライシュッツ】 エンヴィちゃん、よろしくねー! はぐだよ〜、はぐ〜!
【エンヴィ】 ひッ… 大きい…!苦しい…! 羨ましい…!
【ラグナロク】 フライシュッツ! スタート位置につきなさい!
【フライシュッツ】 は~いっ!
【ラグナロク】 それじゃいくわよ!
【エンヴィ】 くっ…! 羨ましい…!羨ましい…!
【フライシュッツ】 えええーっ!? エンヴィちゃん、はやいよー!
【グラトニー】 いいぞ、エンヴィ! そのままフラッグを掴むんだ!
【ミネルヴァ】 フライシュッツ! 転ばないように気をつけてください!
スタートダッシュでフライシュッツを 引き離したエンヴィが、フラッグを 掴もうとした瞬間…
【フライシュッツ】 きゃあああっ!
つまづいたフライシュッツが宙を舞い、 エンヴィの上に落ちていく
【エンヴィ】 きゃぁっ!
【フライシュッツ】 あたた… あれ、これがフラッグかな? よいしょっと…取ったー!
【フライシュッツ】 マスターく〜ん! おねーちゃん、勝ったよ〜!
フライシュッツはエンヴィの上に 倒れこんだまま、フラッグを振って 喜んでいる
【ラグナロク】 勝者はフライシュッツ!
【グラトニー】 エンヴィ! 無事かい!?
フライシュッツの下で砂まみれに なったエンヴィをみんなで救出する
【エンヴィ】 うぅ… こんなことって…!
大丈夫?と尋ねるマスター それに対して、 エンヴィは顔を背ける
【エンヴィ】 平気ですから… 放っておいてください
【ラグナロク】 では、2回戦のメンバーが決まったら スタートラインへ!
【スイハ】 次は私が出ます
【ミネルヴァ】 そうですね スイハ、お願いしますね
【ラスト】 勝っていた試合だけに 落としたのは残念でしたね
【エンヴィ】 …ごめんなさい
【グラトニー】 エンヴィのせいじゃないさ、 あの動きは予測不可能だよ そうだろう、ラスト?
【ラスト】 エンヴィを責めるつもりは ありません 2回戦は私が出ます
両陣営からスイハとラストが出て スタートラインに並ぶ
【フライシュッツ】 スイハちゃーん! おねーちゃんからのエールだよー! 頑張れー!頑張れー!!
【グラトニー】 ラスト! キミが勝つに決まっているよ!
【スイハ】 わぁ… ラストさんってすごいスタイルが いいから、大胆な水着も似合ってる…
【スイハ】 私もラストさんにエールを送りたいな 「正々堂々頑張りましょう」… これでいいかな?変じゃないかな?
【スイハ】 あ…あの…
【ラスト】 あなた、さっきから私を にらんでいるようですけど、 挑発と受け取っていいんですね?
【スイハ】 いえ、そんなつもりでは…
【ラスト】 ふん…
【スイハ】 ひぃっ…怒らせちゃった…! ううぅ…ううう… こうなったら早く終わらせよう…
【ラグナロク】 2回戦はスイハ対ラスト!
【スイハ】 たぁああああ!
【ラスト】 ハァァァアアア!
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