277001163 海上編 ストーリー2018年7月 パラディーゾ再生篇Ⅱ 第5幕「探求のエンシェント」戦闘後
異族はなんとか討伐できたものの、 その数の多さにラグナロクは 顔をしかめる
【ラグナロク】 異族が多すぎて、この島も危険だわ… やっぱり、私たちにマスターを 保護させてくれない?
【グリード】 そんなこと 認めるわけがないでしょう 私たちで十分守れます
【ミネルヴァ】 …ラグナロク、このままでは いつまでも話が終わりません 不本意ですが、彼女に預けましょう
平行線の二人の間に ミネルヴァが割って入った
【ラグナロク】 ミネルヴァ… 彼女たちは信頼できる相手なの?
【ミネルヴァ】 マスターに関してならば、おそらく… ただ、私たちも警戒はしておきます 居場所は、だいたいわかりますから
【フライシュッツ】 えー?やだやだ! おねーちゃんはマスターくんと 一緒がいいのにー!
【スイハ】 フライシュッツ…ミネルヴァも私も、 あなたと気持ちは同じです… でも、今日は我慢してください
【グリード】 話はついたようですね さぁマスター、行きましょう
ブラックキラーズに連れられて、 ビーチを去っていくマスターを 見送るエンシェントたち
【フライシュッツ】 マスターくんがいないと おねーちゃん、寂しいよー…
【ミネルヴァ】 本当に、そうですね… 早く問題を解決して、 一緒に過ごせるようがんばりましょう
夜の闇に包まれたビーチで ラグナロクとミネルヴァは 二人だけで話し合いをしていた
【ミネルヴァ】 …それでは、やはり…!
【ラグナロク】 ええ、今回のことで はっきりしたわ 異族はマスターを狙って出没する
【ラグナロク】 皆と合流する前に島を捜索したけど、 異族の気配はなかった
【ラグナロク】 それなのに、 マスターの周りだけ 異族が集まってくる
【ラグナロク】 それこそ、 なにかに吸い寄せられるように
【ラグナロク】 ブラックキラーズの目的も、 異族の襲撃もマスターが鍵なのね
【ミネルヴァ】 私は明日も島を調査して 原因究明を急ぎます
【ミネルヴァ】 一刻も早く異族問題を 解決しなくては…!
【ミネルヴァ】 大丈夫だとは信じていますが、 マスターが彼女たちのものに ならないとは言い切れませんし…
【ラグナロク】 そもそもマスターは、 どういうつもりなの?
【ラグナロク】 私たちと一緒にいたいって言えば、 彼女たちも諦めるんじゃない?
【ミネルヴァ】 それはきっと、逆効果ですね 彼女たちは、自分がマスターを 手に入れることに固執していますから
【ラグナロク】 じゃあ、マスターは争いを 避けようとして、 あいまいな態度なのかな…?
【ミネルヴァ】 うーん…どうでしょう? ただの優柔不断なだけな気がします
【ラグナロク】 うふふ、そっちの方が あのマスターらしいけどね
【ミネルヴァ】 ふふっ、そうですねっ
その頃、 ブラックキラーズとマスターは ジャングルの奥地で休息を取っていた
【グリード】 明日こそ、 私がマスターの心を掴んでみせる
【グラトニー】 なにを言うんだい? 明日はボクの番だ
【ラスト】 ふん、くだらないわ 危険な目に合わせないよう 厳重に警護しないと
【エンヴィ】 自分の立ち位置を明確に出来ていて 羨ましい…
【エンヴィ】 ですが… あまり今日は話せなかったので 明日はちゃんと話したいです
ブラックキラーズに囲まれ、 緊張するマスター しかし、自然とまぶたは重くなっていく
【???】 …………
そんな中、 誰かがこちらを見ているような、 そんな気がした…
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