277001181 海上編 ストーリー2018年7月 パラディーゾ再生篇Ⅱ 第7幕「信愛のエンシェント」戦闘前
【ダモクレス】 ねぇねぇマスター、 どうしたらラースに愛を わかってもらえるのかなぁ?
【ダモクレス】 こんな風に近くにいるだけで 幸せな気持ちになるんだって 教えてあげたいのにな〜
そう言いながら、ダモクレスは マスターの隣に座って腕を絡め、 頭をマスターの肩に乗せる
【ラース】 勝手に近づくなと言っている! そなた、これ以上逆らうとなれば 命の保証はできぬぞ!
【???】 やっと見つかりました、 こんなところにいたのですね…
マスターが声のした方向を見ると、 木の向こうからラストが現れた
【ラスト】 マスター、探しましたよ
【ラース】 ラスト! そなた、拙者を追ってきたのか?
【ラスト】 ええ、もちろんです… ところで、マスターの隣にいるのは エンシェントキラーズですか?
【ダモクレス】 ダモクレスだよ〜! クレスって呼んでね!
【ラスト】 ラースにはいろいろと 聞きたいことがありますが …まずは、邪魔者を排除しましょう
【ダモクレス】 ええー! そんなのないよー!
【ダモクレス】 クレスはただ、マスターと 仲良くなるには愛が大事って 教えてあげただけなのに〜
【ラース】 もう、なにも言うでない! 愛など不要だ!
【???】 あー、マスターくーん! やっと会えた〜!
マスターが振り向く間もなく ラストとは反対の方向から、 フライシュッツが飛び出してきた
【フライシュッツ】 ダモクレスちゃんも、 ハグだよ、ハグ〜! おねーちゃん、寂しかったよー!
【ダモクレス】 フライシュッツ〜! クレスもフライシュッツのこと、 愛してるよ〜!
【ダモクレス】 そうだ、フライシュッツ! マスターのこと、クレスたちで 連れていっちゃおうよ!
【ダモクレス】 クレスね、さっきはあの子との勝負に 負けたんだけど、フライシュッツが いれば、もう大丈夫だよね!
【フライシュッツ】 うん!きっとみんなも喜ぶよ〜! じゃ、マスターくん、行こっか?
フライシュッツはマスターの 右腕に抱きついて、普通に歩き出した その後ろに、ダモクレスが続く
【ラース】 待て!我らが見逃すと思うか? いますぐその腕を離せ! そして、この場を去るのだ!
【ラスト】 その通りです! マスターは渡しません! すぐに離れなさい!
【フライシュッツ】 んも〜、そんなに怖い顔で 怒っちゃやだよ〜!
【ダモクレス】 クレスは怖くないもん! どうせ死ぬ時は死んじゃうんだから いま、できることをするだけだよ
二人のエンシェントは 脅しには屈せず、 マスターから離れようとしない
【ラスト】 くっ…! 話が通じる相手では なさそうですね
【ラスト】 仕方ありません、 私がマスターを連れていきます! あとのことはラースに任せます
ラストはフライシュッツと反対側の マスターの腕を掴み、 自分に引き寄せるように引っ張った
【ラース】 待たれよ! 拙者はそちらに合流する気はない!
【ラスト】 こんなことでもめている場合ですか? 早くしないとエンシェントキラーズが 増える可能性もあるのですよ?
【ラース】 そなた達は使命を忘れて 敵と馴れ合い、 遊んでいるだけではないか!
【ラース】 拙者は己しか信じぬ!
ラースはラストを押しのけて マスターの腕を掴もうとするが フライシュッツに阻まれる
【フライシュッツ】 ダーメーッ! マスターくんは、おねーちゃんが 連れて行くんだってばー!
【ダモクレス】 クレスも、クレスもー! ねぇマスター! クレスをおんぶして!
4人のキラープリンセスに もみくちゃにされるマスターの耳に 聞き慣れた不快な声が届く
【異族】 グギャァァァアア!
【ラース】 このような時に異族とは! 拙者の邪魔をする者は斬る!
【ダモクレス】 うわー、ずいぶんたくさん来たね〜 キミ達のことも愛してるから 苦しまないようにしてあげるね!
【ラース】 そなたの力など借りずとも、 拙者だけでやれる!下がっておれ!
【ダモクレス】 クレスはラースちゃんのことも 愛してるから、一緒に戦いたいの〜! クレス、けっこう強いんだよ?
【ラース】 ふん! 好きにするがいい! 拙者の邪魔だけはするなよ!
【ダモクレス】 はーい!
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