277001191 海上編 ストーリー2018年7月 パラディーゾ再生篇Ⅱ 第8幕「争闘のブラック」戦闘前
異族の痕跡を追ってきた 4人のキル姫達とマスターは 遺跡にたどり着いた
そこには、ラグナロクとスイハ、 ブラックキラーズが揃っており、 難しい顔で一点を見つめている
【ラスト】 …ラース、私たちが顔を出すと 面倒なことになりそうな予感がします 隠れて成り行きを見守りましょう
【ラース】 …承知した
【ラスト】 それではマスター、 また後ほど…
エンシェントキラーズの背後で 二人はそっと移動し、 近くの草むらに身を潜めることにした
【ダモクレス】 ラグナロク!スイハ! クレスも起きたよ〜! 怖い顔してどうしたの?
【ラグナロク】 ダモクレス!マスターと フライシュッツも一緒だったのね どうして、ここへ?
【ダモクレス】 さっき異族の群れをやっつけたの! それで、こっちから来たのかなって 異族の痕跡をたどって来たんだよー
【ラグナロク】 そう… みんな無事でよかったわ
【スイハ】 マスターもお元気そうですね
朝ごはんもしっかり食べたし、 調子はいいよ、とマスターは答える
【フライシュッツ】 ねぇ、グリードちゃんたちは、 どうしてここに?
【グリード】 彼女…ラグナロクが これを私達に見せたいと、 ここまで連れてきたのです
【グラトニー】 これは、どういうことかな? 空間が歪んでいるのかい?
【ラグナロク】 もうすぐ変化が起こるはず、 よく見ていて…
歪みにわずかな動きが見られ、 ラグナロクが身構える
【エンヴィ】 あ… なにか出てきました!
【異族】 グギャァアア!
【ラグナロク】 ハッ!
歪みから現れた異族を ラグナロクが一刀両断にする
【グラトニー】 なるほどね… ここから異族が送られているのか
【ラグナロク】 そう… 本来であれば島の結界によって、 異族が現れることはないはず
【ラグナロク】 しかし、この歪みを利用して 神々は島に異族を 送り続けていたようね
【ダモクレス】 じゃあ、これがなくなれば 異族はいなくなるんだね! どうすればいいの?
【ラグナロク】 ミネルヴァが調査しているから、 もうすぐわかるはずだけど…
【グリード】 そういえば、マスターが ここにいるということは ラースも近くにいるのでしょう?
【ダモクレス】 うん、そうだよ! ラースもラストも、 クレスたちと一緒に来たんだよー!
【フライシュッツ】 あれ?二人ともどこ行ったのかな? ラースちゃーん? ラストちゃーん!
【ラース】 くっ… あやつら、どこまで 拙者の邪魔をするつもりだ!
【ラスト】 こうなっては隠れていても 無駄ですね 行きましょうか
ラースは怒りながら、 ラストはため息をつきながら、 草むらから出てグリードたちに近付く
【グリード】 ラース… マスターを勝手に連れ去るとは どういうつもりですか?
【グリード】 私達が納得できる 理由を説明してください
【ラース】 そなたらがあまりにも腑抜けゆえ、 拙者だけで任務を遂行しようと したまでのことだ!
【グラトニー】 ボク達が腑抜けだと…? 島に来たばかりのキミに なにがわかるというんだい?
【ラスト】 ですが、私達がこの任務において 成果をあげていないのは確かです
【エンヴィ】 ラースは、マスターと 二人きりになれたんですね、 私はまだなのに…羨ましい…
【グリード】 エンヴィの不満はもっともです、 ラースもラストも、マスターを 独占したかっただけでしょう?
【グリード】 マスターは返してもらいます、 私のものを奪われるなんて あってはならないことですから
【ラース】 拙者がやると決めたのだ! 邪魔をするな!
【グラトニー】 マスターはボクのものさ デートもしたし、マスターだって ボクを気に入ってるようだよ?
【エンヴィ】 うう、私だってマスターを 支配する任務を受けています! 私だって…二人きりになりたい!
【ラスト】 マスターは危険ですから、 私がしっかりと警護しながら、 支配下に置きますので
ブラックキラーズは口々に自分が マスターを支配すると主張し、 誰一人退くことはなかった
マスターが間に入ろうとするが、 ブラックキラーズの言い争いは、 徐々にヒートアップしていった
【グリード】 本当に聞き分けが悪い人達ね… そこまで言うのなら 私達のやり方で決めましょう
【ラース】 拙者は決して負けはせぬ! 覚悟せよ!
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