277001213 海上編 ストーリー2018年7月 パラディーゾ再生篇Ⅱ 第10幕「分裂のエンシェント」戦闘後
【ラグナロク】
フライシュッツ！
私達の使命を思い出しなさい！
たぁ！
【フライシュッツ】
いったーい！
ラグナロクちゃんは間違ってる！
おねーちゃんはあきらめない…！
自分のために争うエンシェントたちを マスターは複雑な思いで見つめる
戦況はラグナロク組が優勢で、 なんとか諭そうとするラグナロクに フライシュッツは抵抗を続ける
【ラグナロク】
フライシュッツ、お願いだから
私のいうことを聞きなさい！
私達はエンシェントキラーズなのよ！
【フライシュッツ】
うぅ〜…
マスターくんは…
マスターくんじゃないとダメだよぉ
攻撃を受けてフラフラになっても、 フライシュッツはラグナロクの前に 立ち続ける
【ダモクレス】
ラグナロク、もういいでしょ？
フライシュッツがかわいそうだよ…
【フライシュッツ】
だって、あたしはもう二度と、
大切な誰かを失いたくないの…！
フライシュッツの悲痛な叫びは、 マスターの胸に深く突き刺さる ラグナロクも同じ気持ちだったようだ
【ラグナロク】
くっ…！
もういいわ、それなら
好きにすればいい！
ラグナロクは、フライシュッツの 説得をあきらめて背を向ける それは決闘の終わりを意味していた
【グリード】 終わったようですね… さあ、もうこんな茶番には 付き合ってられません
【グリード】 それではマスター、 私達と行きましょう！
決闘が終わったあと、 すぐに動いたのは グリード率いる反対派だった
ラグナロク達を心配して 歩み寄ろうとしたマスターを グリード達が捕獲し、森を飛び出す
マスターが抵抗する間もなく、 あっという間に連れ去ってしまった
【グラトニー】 あ！グリードのやつ！ ボクとエンヴィを 置いていくなんて！
【エンヴィ】 あっちは またマスターと一緒… 羨ましい…
【スイハ】
フライシュッツ、大丈夫ですか？
【フライシュッツ】
うん、なんとか大丈夫…
おねーちゃんたちも、行こっか？
ここにいてもしかたないし…
【スイハ】
はい…
それでは、行きましょう
フライシュッツとスイハは グリード達を追いかけて、 遺跡を去っていく
ミネルヴァとダモクレスは 二人を見送るが、 ラグナロクは背を向けたままだった―
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