277001281 海上編 ストーリー2018年7月 パラディーゾ再生篇Ⅲ 第7幕「争奪のブラック」戦闘前
グラーシーザに負けただけでなく、 説教まで受けて、 プライドの苛立ちは頂点に達した
【プライド】 ホワアアアッツ！ 協力って、いったいなんなの？
【グラーシーザ】
あたしでもいいが、
なかまに聞いた方が
しんじられるんじゃないか？
【プライド】 グリード！ どういうこと！？
【グリード】 …あなたにもわかるように、 簡潔に説明しますね
そしてグリードがこれまでのことを プライドに話して聞かせる
【プライド】 へぇ… 二人のうち、どちらかが結晶体に？
【プライド】 だれかが犠牲になってスォロを 呼ぶなんて… 超ヘァピィな話じゃない！
【グラーシーザ】
…なかまがぎせいになるんだ、
ハッピーなんかじゃない！
怒ったグラーシーザを止めようと マスターが前に出ると、 プライドがすばやく動いた
【プライド】 ヒャッハー！ マスターはわたしのものデ〜ス！ バ〜イ！
プライドは矢のような速さで マスターを連れ去っていった
【グラーシーザ】
あ！こらっ！
【ラース】 グリード！ 追いかけるぞ！
【グリード】 その前に…グラーシーザ、 私達は協力するつもりはありません
【グリード】 私達にとって、あなた達は 邪魔な存在なのですから
グリードはそう言うと、 ブラックキラーズを引き連れて プライドの後を追っていった
【プライド】 へ〜い！ このスイムウェア、どう？ サイッコーに似合ってるでしょ？
二人だけになると プライドはマスターに迫ってきたが、 正直、水着どころではなかった
どうやって、エンシェントのところに 戻ろうか思案していると、プライドが 苛立った様子で詰め寄ってきた
【プライド】 超ベァッドね…！ わたしを無視するなんて 傲慢、ノーよ！
意図せず無視してしまったことを マスターは謝るが、思いつめた 表情を隠すことはできなかった
【プライド】 そのサッドな表情…グッドね！ もっとプリーズ！ほら、早く！
マスターの悩んでいる姿が、 プライドはよほど気に入ったらしく、 あっさりと機嫌が直った
マスターは帰してほしいと頼むため、 切実な表情でプライドを見つめる
【プライド】 そうよ… そのサッドでベァッドな表情を…
【プライド】 …どうして？ いつもならヘァピィなはずなのに、 胸にペインと…息苦しさも感じる
【プライド】 これがグリードの言ってた バイブスの“呪い”…？
様子がおかしいのでマスターが 戸惑っていると、プライドは突如 銃を向けてきた
【プライド】 わたしが呪われるなど許さない！ こんなもの、ノーセンキュー！！
またこのパターンかと、 マスターが諦めて目を閉じると、 グリード達が到着した
【グリード】 やはりこうなりましたか… プライド、銃をおさめなさい
【プライド】 シャラップ！ わたしに命令するつもり？
【ラスト】 落ち着いてください、 マスターから離れれば、 症状はおさまります
【プライド】 …ふん
プライドはしぶしぶ銃をおろし、 マスターから少し離れた
【グラトニー】 まぁ結果として、ボク達で マスターを囲んでいるわけだし、 プライドの暴走も意味があったかもね
【グリード】 もうマスターはあちらには渡しません そして、じっくり時間をかけて、 私のものにしていくとしましょう…
【スロウス】 待ってよ、 なんでグリードなの？
【グラトニー】 そうだよ、 マスターはボクのものになるんだよ？
【ラスト】 それも違いますね、 私のものです
【エンヴィ】 あの… 私もマスターと二人きりに なりたいです…
【プライド】 ストーップ！ マスターはわたしのものデス！ サイッコーのグリィフを聴かせてよ！
ブラック達が言い争う中、マスターは 寝不足のせいでめまいを起こし、 その場に座り込んでしまった
マスターの様子に気がついた ラースが駆け寄り、 心配そうに様子をうかがう
【ラース】 やはり疲れているようだな… 大丈夫か？
ありがとう、少し休めば大丈夫、と マスターがお礼を言うと、 ラースはブラック達に向き直る
【ラース】 そなたら、いい加減にせよ！ 主君の顔色を見よ、 休養が先であろう！
【プライド】 あはははは！ そのサァドでベァッドな表情が いいんじゃない！？
【プライド】 ほら、マスター！ こっちに来なさい！ もっとスォロをプリーズ！
【ラース】 ふざけるな！ お主に主君は渡さぬぞ！
Next: 277001283