277002071 海上編 ストーリー2019年7月 パラディーゾ幻想襲来篇Ⅰ 第7幕「幻惑の悪魔」戦闘前
【ヘレナ】 とはいえ…これぐらいで ゴッドキラーズを倒すっていうのは 大言に過ぎるんじゃないかな?
ゴッドキラーズ? と、 マスターは首を傾げる
【ヘレナ】 ああ、アルマスから聞いてないのか 神殺しを成した三人のキル姫―
【ニール】 ティファレト、フェイルノート、 カシウス
【ヘレナ】 ヘレナ達は彼女達を纏めて、 ゴッドキラーズと呼んでいるよ
選択肢:
- ゴッドキラーズ… → select_label_01へ
- 強そう… → select_label_01へ
- アルマス… → select_label_01へ
ヘレナ達は彼女達を纏めて、 ゴッドキラーズと呼んでいるよ
select_label_01:
【アルマス】 なに心配そうな声 出してるのよっ!?
select_label_end:
【ヘレナ】 マスターと呼んでるのに 心配させるなんて、 まだ力が足りないんじゃない?
【ニール】 そうよ、アタチ達には まだ余裕があるんだから
【ヘレナ】 アナタもアルマスに 力を貸すぐらいなら アナタの島に戻してあげようか?
その提案に、 マスターは一瞬固まった
【ヘレナ】 ヘレナ達の力なら 帰せるよ
【ヘレナ】 この島があることで ラグーナ島に危険が及ぶことを 心配してるなら問題ないよ
【ヘレナ】 そのうちヘレナ達が、 ゴッドキラーズを倒すからね
【ヘレナ】 ほら、それならこの島に いる必要もないでしょ
マスターは、ヘレナの言葉に 首を振った
アルマスを助けたい、 ただ一言、マスターは告げる
【ヘレナ】 へぇ…
【アルマス】 マスター…
とにかく今は傷の手当を、 とアルマスのそばに マスターは駆け寄った
【アルマス】 っ…つぅぅ…… そう言われると 傷が痛んできたわ…
【ヘレナ】 ふぅん…
【ニール】 なんだかこの島では 珍しいタイプよね
【ニール】 お人よし? アタチ嫌いじゃないわ
【ヘレナ】 くふっ…ヘレナもだよ アルマスとは違って 新鮮な反応をしてくれそうだ
マスターを見つめるヘレナは、 どこか陰のある笑みを浮かべる
【アルマス】 ちょっと! 聞こえてるわよっ!!
【ヘレナ】 まぁ、いいじゃないか これからはヘレナも力を 貸してあげよう
【ニール】 アタチ達の力、 期待していいわよ?
【アルマス】 なにそれ あなたが協力するなんて、 どういうつもり?
【ヘレナ】 くふっ…大事なマスターが 心配なのかな?
【アルマス】 そ、そんなんじゃ…
【ヘレナ】 アルマスも反応が 面白くなってきたね
【ヘレナ】 ただ、そんなに 大した理由じゃないよ 単に興味が沸いたんだ
【異族達】 グギャギャギャギャッ!
【アルマス】 異族!? やっぱり変よ! 急に現れるようになってない!?
【ヘレナ】 ………… これがイラッときた、 というやつかな?
【ニール】 あの子のマネ?
【ヘレナ】 くふっ…似てたかな?
【ヘレナ】 それより、 せっかく来てくれたんだし、 しっかりもてなしてあげないと
【ニール】 聖なる釘の威力、 見せてあげないとね
どこか軽いやり取りをする二人
けれど、異族に会話を邪魔されて、 彼女達が明らかに怒っているのが、 マスターには理解できた
Next: 277002073