277002091 海上編 ストーリー2019年7月 パラディーゾ幻想襲来篇Ⅰ 第9幕「嚇怒の天の神」戦闘前
アルマスとティファレトの争いは、 ヘレナのおかげで拮抗を保っていた
【アルマス】
はぁ…はぁ…
どうしてそんなに
マスターを狙うのよっ…
【ティファレト】
決まりきったこと…
神を殺した私が、
救わなければならないのです
【アルマス】
だから、この島を支配して…
ラグーナ島も支配しようって
いうの!?
【ティファレト】
それが、私の…
神を殺した者の責務です
【アルマス】
そんなの、私達は
望んでないっ！
【ヘレナ】
確かにね
ヘレナは支配なんて
お断りだよ
【ティファレト】
それは、あなた方が
害されないからです
【ティファレト】
私達ゴッドキラーズが神を殺し、
神の干渉を防いでいるからこそ、
そんな甘いことが言えるのですっ！
【アルマス】
きゃあぁぁぁぁっ!!
吹っ飛ばされ砂浜に 投げ出されたアルマスを マスターは支える
そして、マスターは叫んだ
ローク島も結界の中にある それなら安全になるはずだ、と
【ティファレト】
……なるほど
【ティファレト】
そのような愚かな考えを
よく私の前で言いましたね
マスターの言葉に、 ティファレトは怒りを露にする
【ティファレト】
結界が必要になった意味を
あなたは理解していないのですか？
【ティファレト】
もしそうであるならば、
あなたは島の主である資格はない
【ティファレト】
今すぐ、その身を
私にゆだねなさい
【ティファレト】
私に必要なのは、
力の核のみ
仮初の肉体に興味はない
【アルマス】
っ…なにを、
意味がわからないことを
言ってるのよっ…
【ティファレト】
アルマス、
あなたが知らないのも
無理はありません
【ティファレト】
ですが、
あなたには関係ないこと
【ティファレト】
それはあなたもです、ヘレナ
【ヘレナ】
くふっ…気づいてたのか
せっかく、後ろから
磔にしてやろうかと思ったのに
【ニール】 後ろに目があるみたいね
【ティファレト】
どこにいようと関係ありません
私の瞳はすべてを見通します
【ヘレナ】
その余裕、
崩したくなってくるね
【ティファレト】
この程度であれば、
その願いは不可能です
【ティファレト】
あなたにも裁定を下しましょう
緊迫した空気の中、 アルマスが突然声を荒げた
【アルマス】
あ～もうっ！
何も説明する気がないなら
それでもいいわっ！
【アルマス】
それでもっ！
私は納得できないから
あなたと戦うっ！
【ティファレト】
…さっきと言っていることは
なにも変わっていないですが
【アルマス】
そうよっ！
それがどうしたのよっ！
【ティファレト】
考えなしだと、
フェイルノートに馬鹿に
されてしまいますよ？
【アルマス】
ふ、ふんっ…
そんなの知らないわっ！
【アルマス】
とにかくっ！
私のレコンキスタは
これからなんだからっ!!
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