27700240 海上編 ストーリー7月 プール動乱篇3部 第11幕「修行のプール」戦闘前
【アスカロン】 ハア…ハア…
【アスカロン】 ずいぶんと歩きましたね… あの「剣聖」さんのお住まいは まだ先なのでしょうか?
【八咫鏡】 このままいくと 国境を越えそうじゃな
【草薙剣】 もう少しじゃよ
【草薙剣】 なんせ、上級民という立場を放れ、 世捨て人のような生活を 送っておるからのう
【アスカロン】 でも「剣聖」と呼ばれる程の方が どうしてこんなところに いらっしゃるんですか?
【草薙剣】 噂によると、 あの大臣達とソリが 合わなかったそうじゃ
【八咫鏡】 上級民は上級民で軋轢があるん じゃろうなあ…
【天沼矛】 …あら! 私ったら、考え事をしている間に こんなところまで~
【天沼矛】 …あそこのお家は なんでしょうか~?
【アスカロン】 あ!本当ですっ 森の中に家が建ってますよ
【草薙剣】 おお、でかした天沼矛! あそこが「剣聖」の住処じゃ ただし、簡単に会えると思うでないぞ
【アスカロン】 気難しい方なのでしょうか?
【八咫鏡】 こういうときはな、幾度も訪れて 誠意を見せるべきなのじゃ 今日は会えないと思っておれ
【アスカロン】 分かりました… それでは、いきましょう!
【草薙剣】 頼もう! 誰ぞおらぬか!?
【エクスカリバー】 ようこそ、皆さん お待ちしておりました
【草薙剣】 うむ 「剣聖」エクスカリバー殿は おられるか?
【エクスカリバー】 はい 剣聖というのはおこがましいのですが 私がエクスカリバーです
【八咫鏡】 いや、皆まで言うな、分かっておる 主は不在なのであろう? 明日、出直して…
【八咫鏡】 …って、なんじゃと!?
【エクスカリバー】 ですから、私がエクスカリバーです あなたが剣を学びに来た アスカロンですね?
【アスカロン】 は、はい! どうか私に剣の極意を教えて下さい!
【エクスカリバー】 分かりました ただし、修行はとても厳しいですよ 覚悟していて下さいね
【草薙剣】 ちょっと待つのじゃー! そんな、ポンポン決められては 余が困るっ
【八咫鏡】 まったくであるぞ!
【八咫鏡】 こういうものは二度断られ、 三度目でようやく 認められるものなのじゃ!
【エクスカリバー】 …すみません なんのことか分かりかねます とりあえず、中にどうぞ
【天沼矛】 あら~? 可愛い猫さんがいますね~
【シストルム】 キミとは初対面にゃ? シストルムだにゃ!
【アスカロン】 あなたは、捕まりそうになっていた 私達を助けてくれた方!?
【エクスカリバー】 実は彼女に皆さんのことを 見ていてもらっていたんです あ、彼女は私の――
【シストルム】 飼い猫だにゃ!
【エクスカリバー】 …友人です ここで一緒に暮らしているんですよ
【アスカロン】 それで私達のことを 知っていたんですね…
【シストルム】 エクスカリバーは キミに期待してるのにゃ~っ
【アスカロン】 えっ…私に?
【シストルム】 前々からボクに下級民の子達について 調べさせていたのにゃ それで――
【エクスカリバー】 シストルム、 お喋りはそこまでですよ あとは…私自身の剣で確かめます
【エクスカリバー】 それでは特訓を始めましょう アスカロン、ついてきて下さい
【草薙剣】 あっけなく弟子入りできたが、 ここからが本番じゃな…
Next: 27700242