28000140 海上編 ストーリー10月 パラディーゾ建国篇 第14幕「生贄」戦闘前
!! …今のは、夢? 良かった… 目を覚ましました… ミストルティン、 ありがとうございます いえ…私なんてなにも… アナタのおかげで助かりました …立てますか、アスカロン? あ、はい… あなたは… ティルフィングさん…? お会いするのは初めてですよね でも、アナタも見たんですね、 過去の記憶を…私の過ちを… あの夢は… この島で昔、実際に 起きたことだったんですね そうです… 私達は島を救おうとして 失敗してしまいました… この島に異族が 現れるようになってしまった原因も、 私にあるんです… でも、なにが間違っていたと 言うんですか…? ティルフィングさんの選択が 間違っていたなんて、 私には思えません 恐らく、私の中にほんのわずか… 自分でも気づかないほど 小さな迷いがあったんです… バイブスはそれを見抜き、 覚悟の足りない私に 罰を与えたんだと思います …ダーインスレイヴ様が 危惧しておられたのは それだったんですね 極限状態において、 人はその本性をさらけ出す 本性… 私は心の底から生贄になることを 願えるのかな…?
私はバルムンクとグラムと一緒に 過ごす毎日がとても幸せだよ 少し不便なことがあっても、 三人で仲良く暮らしていられる こんな日々がずっと続いて欲しい… アスカロン… 私達だって!
それでも… やらなきゃいけないんだよね ティルフィング殿! 姉様達は地下遺跡で同じことを なそうとしているのですね!? その通りです でも、彼女達ではバイブスを 発動させられないでしょう… あの頃は島に 私達しかいませんでした でも、 今は多くの キラープリンセスがいます ここにいる者達、 全ての頂点に 立たなければならない…? その通りです そしてそれは、アスカロン、 フォルカス、そしてムラマサ アナタ達の誰かということになります 三国を統一すべきだったのは、 頂点の一人を決めるため そして頂点に立った者は、 島のために生贄になる… 覚悟のない方は、 今ここで降りて下さい 私のようにならないためにも !! 私は覚悟しています! むしろ誇りに思えるくらい 拙者も、武士としてこれに勝る 栄誉はありません 私は―― 待って! !? そんなのないでしょ! なんでフォルカスが 生贄にならないといけないの!? バカじゃないの!? グリモワール、落ち着いて… そんなの認めない! ワタシは絶対、 認めないんだから! 私も… アスカロンがいなくなるのは イヤです… うち、ムラマサ様の護衛なんで、 生贄にされるのは困るっすね 皆さん、お気持ちは分かります でも… 誰かがやらなければ、 この島は消滅するんですよ
【一同】 ………… バルムンク、ごめんね! 私、決めたよ! アスカロン! 私が生贄になって、 この島を、みんなを守るからね! それはこれから、 この三人の勝負で決めましょう あの、地下遺跡で
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