28001051 海上編 ストーリー2018年7月 パラディーゾ再生篇Ⅰ 第5幕「激戦のブラック」戦闘前
【巨大異族】 グアアアアアアアアアアアアアア！！
【グリード】 どういうことっ？ 神々は異族によるラグーナ島制圧は 中止したはず
【グラトニー】 ボク達を送り込んでマスターを 支配する作戦に変えたって言って いたんじゃなかったかな
【フライシュッツ】
やだ～
ラグーナ島に異族が出るなんて
おねーちゃん悲しいよ～…
【フライシュッツ】
マスターくん、慰めてー…
【グリード】 どさくさに紛れて私のものに 抱きつかないでっ
【グラトニー】 君のものに決まったわけじゃないと 何度言ったら分かるのかな？
【異族】 グウウウウウ！
【グラトニー】 …巨大な異族だけじゃなくて 異族の群れまで現れたようだね
【グラトニー】 ボクの邪魔をするようなら 異族だろうと排除するよ！
【フライシュッツ】
グラトニーちゃん、一人であんな
たくさんの異族と戦うつもりなの～？
そんなの危ないよー…
【フライシュッツ】
こうなったら、あたしだって
頑張っちゃうんだから～！
【グリード】 異族なんて放っておけば良いのに
【グリード】 私達の任務はマスターの支配と島の 制圧…異族は後で報告すれば 神々が処理するはずよ
【グリード】 グラトニーはどんなものでも 自分の糧にしようとする… あれこそが“暴食”の罪ね
そう呟く彼女の目に迷いを感じ、 君は行かないのかと尋ねた
【グリード】 私が？ 何故ですか？ 異族を討伐する理由がありません
冷徹な返事をする彼女に 仲間を助けなくて良いのかと返す
【グリード】 仲間…？ グラトニーは… 別に、失ったところで…
【グリード】 ……………………
【グリード】 …マスター ここから動かないで下さいね すぐ戻りますので
待っていろと言われても、 それに従うつもりはない
彼女達を追って自分も外に飛び出した
【グラトニー】 いただくよっ
【巨大異族】 ギャウウウウウウウウウ…！
【グラトニー】 これでも立っていられるかい！
【巨大異族】 グルウウウウウウウウウ…！
【グラトニー】 さすがに大きすぎるね… 全て平らげるには時間がかかりそうだ ボクも本気で――
【巨大異族】 ガアアアアアアアアアア！！
【グラトニー】 きゃあ！ ボクとしたことが… まだ、まだ…足りないのに…
【巨大異族】 グワアアアアアアアアアアアアア！！
【グリード】 私が全てを奪う！
【グラトニー】 グリード！？ 助けなんていらないよ…
【グリード】 そんな体で強がらないで …連携して倒しましょう
【グラトニー】 …君の口からそんな台詞が出てくる なんて意外だね
【グリード】 まったくだわ でも、不思議と悪くない気分なの
【グリード】 私の中の“強欲”が疼くのよ 全てを手に入れたいって マスターも…この島も…仲間も！！
【グリード】 全て私のものよ！ 勝手に死ぬのは許さない
【グラトニー】 何だ…いつものグリードじゃないか 全てを欲しがる“強欲”にまみれた …ボク達のリーダー
【フライシュッツ】
あら～♪
やっぱり二人は仲良しなんだね～
おねーちゃん嬉しいな～
【グリード】 こんなときに割り込んでこないで
【グラトニー】 先に君から黙らせても良いんだよ
【フライシュッツ】
む～っ…
異族の群れの方はあたしに任せて
って言いに来たのに～…
【グリード】 アナタの手を借りるまでもないわ
【グラトニー】 こいつらはボク達で平らげてみせるよ
【フライシュッツ】
そんなの無茶だよ～…
【フライシュッツ】
あれっ？
マスターくん、来ちゃったの～
戸惑う三人に駆け寄り、 走りながら考えた作戦を伝える
三人で力を合わせればきっと勝てると 最後に強く言い切った
【フライシュッツ】
さすがマスターくん、良いこと
言うわね～♪
みんなで協力しようね～っ
【グラトニー】 …今回だけは君の言うことを 聞いてあげるよ 特別だからね
【グリード】 あまり近寄らないで下さい… アナタが接近すると体温調節が 上手くいかなくなります
【フライシュッツ】
あ～っ、それって――
【グリード】 二人とも、行くわよ！
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