Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

View on GitHub

28002011 海上編 ストーリー2018年7月 パラディーゾ再生篇Ⅰ 第6幕「踏査のエンシェント」戦闘前

View script in lisp

mov2_1.png

青い海に浮かぶ常夏の島 ラグーナ島―

ここではキラープリンセスたちと マスターが平和な日々を 過ごしていた

しかし、神々の命を受けた ブラックキラーズの グリードとグラトニーが島を襲来

彼女たちは島を支配するため、 鍵となるマスターを拉致してしまう

そんなマスターを助けるべく 封印を解かれたエンシェントキラーズ フライシュッツが現れるが…

いないはずの異族が現れ、 ラグーナ島にさらなる波乱が 巻き起こる

なんとか異族は退治できたものの、 マスターはグリードとグラトニーに 連れ去られてしまった

一方その頃、 次なるエンシェントキラーズが 静かに復活を遂げていた―

sea_jungle_day.png

2502711.png 【フライシュッツ】 うーん… 想定外のことが起きてるとしたら どうすればいいのかな〜?

2502711.png 【フライシュッツ】 マスターくんもいないし おねーちゃん、寂しいなぁ…

2502711.png 【フライシュッツ】 …ん、あれ? この気配は、もしかして…

2302511.png 【ミネルヴァ】 ふぅ… どうやらバイブスを持つ者が この島で目覚めたようですね

2302511.png 【ミネルヴァ】 それと… この気配は…!

2502711.png 【フライシュッツ】 ミネルヴァちゃ〜〜ん!!

2302511.png 【ミネルヴァ】 きゃあっ!

2502711.png 【フライシュッツ】 ひとりで寂しかったよ〜! ミネルヴァちゃんがいないから、 おねーちゃん大変だったんだよ〜!?

2302511.png 【ミネルヴァ】 フライシュッツ… 息が…苦しいです…

2502711.png 【フライシュッツ】 ごめんなさーい! だって、嬉しくって〜!

2502711.png 【フライシュッツ】 もう、ミネルヴァちゃん、 どうして一緒に復活して くれなかったの〜?

2502711.png 【フライシュッツ】 おねーちゃんひとりで がんばったんだからね!

2502711.png 【フライシュッツ】 怖い顔をしたグリードちゃんと グラトニーちゃんと、戦ったんだよー

2302511.png 【ミネルヴァ】 グリードとグラトニー? “強欲”と“暴食”ですか…

2502711.png 【フライシュッツ】 うん、そう! それで、そのふたりがマスターくんを どこかに連れて行っちゃったの

2302511.png 【ミネルヴァ】 彼女たちはバイブスを持つ マスターを連れ去って どうするつもりなのでしょうか?

2502711.png 【フライシュッツ】 えーっと… ふたりはマスターくんを支配するって だから、おねーちゃん教えてあげたの!

2502711.png 【フライシュッツ】 マスターくんの気持ちを 向けさせれば良いんだよって!

2302511.png 【ミネルヴァ】 なっ!? 

2302511.png 【ミネルヴァ】 マスターを支配するのが目的だと 分かっているのに、 なぜ教えたのですか!?

2502711.png 【フライシュッツ】 ふえ~んっ! ミネルヴァちゃんが怒ってる~!

目に涙を浮かべるフライシュッツに ミネルヴァは困惑してしまう

2302511.png 【ミネルヴァ】 お、怒ってませんから… ですが、どうして ブラックキラーズにアドバイスを?

2502711.png 【フライシュッツ】 だ、だって~… グリードちゃんもグラトニーちゃんも マスターくんと仲良くなりたいって…

2302511.png 【ミネルヴァ】 は、はあ… それはもう終ったのでいいです 他になにかありましたか?

2502711.png 【フライシュッツ】 あと、マスターくんの作戦でね、 みんなで一緒に 大きな異族もやっつけたんだ〜

2302511.png 【ミネルヴァ】 この島に異族が…?

2502711.png 【フライシュッツ】 そうなの、異族がたくさん出るの! どうしてかなぁ…? 結界もあるはずなのに…

2302511.png 【ミネルヴァ】 …なるほど、情報を整理しましょう

2302511.png 【ミネルヴァ】 いまは異族の目的、 そして異族発生の原因を探ることが、 最優先です

2302511.png 【ミネルヴァ】 マスターは連れ去られてはいますが 命の危険はなさそうですね 探せば、すぐに会えるでしょう

2302511.png 【ミネルヴァ】 彼女たちと話し合いができるなら、 共闘は可能かもしれません

2302511.png 【ミネルヴァ】 まずは島の調査からですね… 被害が拡大せぬよう、急がなくては!

2502711.png 【フライシュッツ】 あ、ミネルヴァちゃん! おねーちゃんを置いて行かないでよ〜!

走り去るミネルヴァの背中を フライシュッツが 慌てて追いかけていった…

sea_beach_day.png

【ラスト】 ここがラグーナ島ですか

結界を抜け、現れたラストを 出迎えたのは、グリードとグラトニー そしてマスターだった

【グラトニー】 やっと来たね、ラスト 遅かったじゃないか

【グリード】 無事にたどりつけたようね ラスト、ここまで 何もありませんでしたか?

【ラスト】 はい? ええ、まぁ…

【ラスト】 …ひとつ確認させてください あなた、本物のグリードですよね?

グリードの態度をいぶかしみ、 ラストはそんなことを尋ねた

【グリード】 当たり前でしょう 少し会わなかっただけで もう私のことを忘れたのですか?

【ラスト】 いえ、少し印象が違ったものですから… きっと気のせいですね

【ラスト】 さて、私たちの手中には すでにマスターがあるのですから いますぐ島の支配を始めましょうか

【グリード】 少し待って、 そう簡単にはいかないのです

【グラトニー】 バイブスを支配するためには、 マスターの心を掴まないと いけないらしいのさ

【ラスト】 何を馬鹿な… 脅してでも奪い取ればいいのでは?

そういってラストはマスターを睨む

【ラスト】 くっ… これは…この感覚は…? 胸が苦しい…

その時、 今まで感じたことのない感覚に 胸を押さえるラスト

それが落ち着くと、 彼女はさらに鋭い視線で マスターを睨んだ

【ラスト】 マスター…これはあなたの仕業? ふふ…色欲を呼び覚ます、危険な人… 私の弓で射抜いてさしあげましょう!

【グリード】 ラスト、やめなさい! ラスト!!

【グラトニー】 ダメだね ボクらの話なんて まったく聞こえてないみたいだよ?

【グリード】 はあ… 仕方ないですね いきますよ、グラトニー

【グラトニー】 いいよ そろそろなにか食べたいと 思ってたんだ!

Next: 28002013

Back to index