Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

View on GitHub

28002051 海上編 ストーリー2018年7月 パラディーゾ再生篇Ⅰ 第10幕「憂悶のブラック」戦闘前

View script in lisp

sea_resort_day.png

【グリード】 騒ぎの原因は、 また異族の群れですか

【グラトニー】 ラストが勝手に飛び出すから ボクは出そびれてしまったよ

2502711.png 【フライシュッツ】 みんなー、大丈夫〜? おねーちゃんも頑張るからね!

【ラスト】 これだけ人数がいれば、攻撃役と マスターの護衛を分担できますね 連携しやすい二組に分かれましょう

【ラスト】 私とグリードはマスターの護衛を、 グラトニーたちは3人で前線に 出るというのはどうでしょうか?

【グラトニー】 ボクはそれでいいよ 戦場をすべて平らげてあげるよ!

2302511.png 【ミネルヴァ】 バランスのとれた配置だと思います …マスターをお願いしますね

2502711.png 【フライシュッツ】 グラトニーちゃんと一緒に戦えるの? 嬉しいなー! ミネルヴァちゃん、早く行こう!

【ラスト】 それでは、行きましょう!

それぞれの配置で戦闘を続ける ブラックとエンシェント達は 連携もうまくいっているようだった

なんだかんだいって、少しずつ 仲が深まっているんじゃないかと マスターは笑う

【グリード】 ただ、利害が一致しただけです マスターの思い描くような間柄では ありません

【ラスト】 グリードの言うとおりです

【ラスト】 任務遂行のみが 私達の目的なのですから

そうかなあと首をかしげる マスターの前に、前線を抜けた 異族が迫りくる

【グリード】 マスター!下がってください! はっ!!

【グリード】 どうやら前線に穴があるようです あの3人は何をしているのでしょうか…

【グリード】 少し様子を見てきます その間は、任せますよ

【ラスト】 ええ、わかりました

グリードが前線に駆け出したのを 見送ると、ラストはマスターを 抱きかかえて、耳元でささやいた

【ラスト】 マスター、さぁ行きましょうか…

sea_beach_evening.png

マスターはあっという間にラストに 連れ去られ、気がつくと 夕日が輝く美しいビーチにいた

【ラスト】 ここなら誰にも邪魔されない… 私は、どうしてもあなたに 問いただしたいことがあるのです

混乱するマスターの前で ラストは堰を切ったように話し出した

【ラスト】 初めて会った時も、さっきのプールで あの子と楽しそうにしている時も、 胸がモヤモヤして我慢できないのです

【ラスト】 これは、どういうことなのですか? 鼓動が早まって、血流が激しく巡り、 私が私でなくなってしまいそうです!

【ラスト】 これがバイブスの呪いだと言うのなら 今すぐに解きなさい! さもなくば…

そういうと、ラストはマスターに 向かって弓を構える

困惑したマスターがなにも答えられず 固まっていると、一匹のフクロウが 飛んできて、マスターの肩に止まった

2302511.png 【ミネルヴァ】 そうはさせません!

マスターを見つけたミネルヴァは 駆け寄ってその前に立ち、 ラストと正面から向かい合う

2302511.png 【ミネルヴァ】 マスター、ご無事ですか? 急にいなくなったので心配しました

【ラスト】 私がマスターと話をしているのです そこをどいていなさい

2302511.png 【ミネルヴァ】 あなたはとても不安定に見えます マスターにとって危険ですから、 ここは動けません

【ラスト】 ならば、力づくでも…!

Next: 28002053

Back to index