290203090 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第2章 エデンクライシス-覚醒- 第３話 もう一度出会うために-9
【ラグナロク】
何が起きたの？
…皆、動きが止まっている？
【ラグナロク】
私も体を動かせない…
意識はあるのに…声すら…！
【ハリー】 ユグドラシルとの接続を確認 …効果範囲内にラグナロクの存在を 確認…
【ラグナロク】
えっ…？
この声は…
【ハリー】 プログラム：イミテイト 最終プロセス１を始動します
【ハリー】 落ち着いて下さい、ラグナロク 一時的に時の流れを止めている だけです
【ラグナロク】
ハリー？
何故、彼は普通に話して…歩いて
いるの？
【ハリー】 正確には時間の流れを極端に遅く しているだけなんですけど、 大差ありませんよね
【ハリー】 そうでした 改めて自己紹介をしないと
【ハリー】 僕はHalf Leading System、ハリス 通称ハリーです
【ラグナロク】
ハーフ・リーディング・システム？
何を言っているの？
【ハリー】 何を言っているのか分かりませんよね ただ、その説明をしている時間は ありません
【ハリー】 この状態を保っていられるのにも 限界があります ですので、直ちに決断して下さい
【ハリー】 ラグナロク、このままでは ティルフィングの攻撃を受け、 アルマスは死亡します
【ハリー】 ユグドラシルの管理権は取り戻し ましたので天上世界の崩壊は 止まります
【ハリー】 ただし、 アルマスの死亡は避けられません
【ラグナロク】
そんなっ…
何か手はないのっ…？
【ハリー】 アルマスを助ける手立てはあります 今、ここでアルマスとの共鳴を 断って下さい
【ハリー】 そうすればバイブスがあなたの中に 戻り、あなたは戦う力を取り戻します それと同時に…
【ハリー】 アルマスはインテグラルキラーズに 戻り、ティルフィングの攻撃対象から 外れます
【ラグナロク】
待って…
この“繋がり”を断つことが
できるの？
【ハリー】 お二人だけでは不可能です しかしユグドラシルの力を行使すれば 可能です
【ハリー】 ラグナロク、今、あなたには 二つの選択肢が提示されています
【ハリー】 一つはアルマスを犠牲にして、 インテグラルキラーズに勝利する道
【ハリー】 もう一つはアルマスを助け、 インテグラルキラーズに敗北する道
【ハリー】 アルマスがインテグラルキラーズに 戻れば互いの戦力に変化が生じます
【ハリー】 その結果、取り戻したユグドラシルの 管理権を再び奪われることとなります
【ラグナロク】
何故、あなたにそんなことが
分かるの？
【ハリー】 それはじきに理解していただけます 今は、選択のときです 心の中で強く願って下さい
【ハリー】 世界か、彼女か
【ハリー】 あなたの決断を
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選択肢:
- アルマスを犠牲にする → select_label_01へ
- アルマスを助ける → select_label_02へ
あなたの決断を
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【ラグナロク】
私はアルマスを…でもっ…
select_label_02:
【ラグナロク】
私はアルマスを…助ける！
select_label_end:
【ハリー】 ラグナロクの選択を確認 最終プロセス２へ移行します
【ハリー】 ラグナロクとアルマスの共鳴を 強制遮断 ラグナロクにバイブスを再登録
【ラグナロク】
胸が…熱いっ…！
この感覚は――
【ハリー】 オールクリア プロセス２を実行します
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