290301111 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第3章 地上の脅威-リバイヴ- 第１話 異形の浸食-11 戦闘前
【カミト】 グリモワール、どうしたのっ？ ユグドラシルに何か起きたのっ？
【グリモワール】
ワタシにもよく分からないわよ！
ただ、異様な気配が…
いけない！
【グリモワール】
マスター！
タオルか何かで口を覆って！
なるべく息しないで！
【カミト】 なっ！ そんなこと急に言われても…
【アスカロン】
ひぃっ…
霧が、あっという間に…
マスター、ご無事ですかっ？
【カミト】 うん… アスカロンも口元を覆った方が いいんじゃないかな…
【グリモワール】
何なのよ、この気配…
死者の怒りが…間近に迫ってる！
【カミト】 何が起きてるのか分からないし… 早く兄貴と合流しよう
【ヴァング】 おい！カミト！ 無事か！？
【シユウ】
うがあああぁぁ！
まわりがよくみえないぞ…
【カミト】 兄貴、ここだよっ
【グリモワール】
キミ達も口元を覆って！
なるべく霧を吸わないようにしなさい
【ヴァング】 そんなの今更だぜ… 特にヤバそうな感じはしねぇぞ
【カミト】 ねぇ、兄貴… これから、どうする…？
【ヴァング】 一旦、家に帰るぜ ここにフォルカスはいねぇ おまけにジーベンもいねぇ
【ヴァング】 あげく、この霧だ 探索なんてできっこねぇ… あん？
【魔獣】 ガアアアアアアアアア！
【カミト】 霧の中から…何か現れたっ？
【ヴァング】 やれやれだぜ ありゃ「魔獣」ってやつじゃ ねぇのか？
【ヴァング】 遠い昔に、オレ達の先祖が 地上世界から一掃したはずの 化け物だろ
【シユウ】
うがあああぁぁ！
おまえ達、あっちにいけ！
【魔獣】 ギイイイイイイイイイイ！
【アスカロン】
マスター、私の後ろにっ
力尽くで突破するしかなさそうです！
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