290402020 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第4章 世界樹の子-インベイジョン- 第２話 絶望の到来‐2
【？？？】 グウウウ…アアアアア…！
【マサムネ】
くっ
どうなってる！？
効いていないのかっ？
【カミト】 そんなっ…
【？？？】 ガアアアア…
【マサムネ】
…ようやく寝てくれたようだな
急いで離れるぞっ
【カミト】 えっ？ 連れていかなくていいの？
【マサムネ】
放っておけ
この腹黒メガネなら、目が覚めたら
何をすべきか自分で考えられるだろ
【マサムネ】
厄介なのはもう一人いる
追いつかれる前に行くぞ！
【カミト】 マサムネがそう言うなら…
【グリモワール】
二人とも早く乗りなさい！
これ以上、ワタシを怒らせないで！
【カミト】 ごめん…！
【グリモワール】
追ってくる気配はないわね…
【カミト】 もう一人は徒歩だったから、 さすがに追いついてこれないと 思うけど…
【ピサール】
ふわぁ～…
ねえ～
ユグドラシル、着いた～？
【グリモワール】
まだよ！
キミ、今まで寝てたの！？
【ピサール】
だって眠かったから～
あ～、運転しなくていいなら
葡萄酒飲みたいな～
【グリモワール】
何なのよ、キミ！
【デュランダル】
私も、バッサバサにしたくて
堪りませんわ
【デュランダル】
そろそろ破壊と狂乱の舞台が
始まりませんの？
【グリモワール】
こっちもこっちで
何なのよ！
【アスカロン】
あはっ！
賑やかになりましたね、マスター
【カミト】 ははは… そうだね…
【グリモワール】
キミ達も和んでるんじゃないわよ！
【グリモワール】
ちょっと
腕は大丈夫なんでしょうね、
マスター？
【カミト】 うん… 痛みはないよ
【グリモワール】
ラグナロク機関で倒れたときも
「力」を使ってしばらくしてから
痛みが出たんでしょ
【グリモワール】
念のため、調べておいた方が――
【グリモワール】
ひぃっ…！
急に止まらないで！
【ブリューナク】
申し訳ない
尋常でない殺気を感じたのでね
【カミト】 殺気？
【グリモワール】
確認した方が良さそうね
アスカロン、車を降りて
周りを調べるわよ
【アスカロン】
はい！
マスター、少し待っていて
下さいね
【カミト】 あ、僕も降りるよ
【マサムネ】
おい、どうした！？
急に止まって
【カミト】 ブリューナクが 殺気を感じたって言うんだ どこからだろう？
【ブリューナク】
ふむ…
財宝を守る番人といったところかな
恐らく、あそこだ
【カミト】 あそこ？ ん？ 今、霧の中で何か光ったような…
【デュランダル】
皆様！
お伏せになって下さいな！
【カミト】 えっ…？
【アスカロン】
マスター！
伏せて下さいっ
【？？？】 すごーい！ あたしの攻撃を止めるなんてっ
【デュランダル】
お褒めにあずかり光栄ですわ♪
【デュランダル】
それでは、楽しいお時間を
ご一緒しましょう
【？？？】 うん 暗黒パワーでやっつける！
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