290501010 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第5章 マスターの信念―ブレイブ― 第１話 中心部防衛戦-1
ユグドラシルを目指すカミト達
しかし、中心部を目前にして キル姫達に行く手を遮られる
魔獣化したキラーメイルの襲撃も あり、一度は撤退を余儀なくされた 彼らだったが
意識を取り戻したキラーメイル・ アスクレピオスが策を講じる
中心部に招き入れられたカミトは アスカロン、グリモワールとともに ユグドラシルの麓まで辿り着いた
そこでカミトは、「コマンド」 という見知らぬ霊装支配を受けた キル姫達と出会う
彼女達は何者なのか その目的は何なのか
運命の輪は回り続ける――
【？？？】 ＧＹＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡ ＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡ！！
【ヒョウハ】
おっしゃあ！
ガンガン行くぞ！
【ヒョウハ】
…っと、あのバイブス持ちは
どこ行っちまったんだ？
【ヒョウハ】
さっきまで、あの辺にいたはず
なんだけどな？
【フォルカス】
そうですね…
あの子達が動き出した震動で
地盤が崩れたところがあります
【ヒョウハ】
あの子達って…
ああ！
あのでっかい奴らかっ
【フォルカス】
彼らは恐らく、崩れた地盤の
陰にいるのでしょう
【ヒョウハ】
なるほど！
フォルカスは超爆・頭いいなっ
【フォルカス】
ヒョウハ、ここは任せていいですか？
私は全体の把握に努めたいので
【ヒョウハ】
わかった！
好き勝手やる奴が多いから、
フォルカスも大変だな！
【フォルカス】
あなたも、その一人なんですけどね…
【ヒョウハ】
ん？
何か言ったか？
【フォルカス】
何でもありません
それでは、お願いします
【ヒョウハ】
フォルカスに頼まれちまったら
気合い入れるしかないよな！
超爆・燃え上がっていくぞぉぉっ！
【ヒョウハ】
まずは、あのバイブス持ちと
キル姫達を還してやんないとな！
【カミト】 ううっ…
【アスカロン】
マスター！
良かった…
目を覚まされたのですね！
【カミト】 あ…そうか… 急に地面が割れて… 僕は気絶してたんだね…
【グリモワール】
まったく…
心配させるんじゃないわよ！
【カミト】 ごめん… 二人は大丈夫？
【アスカロン】
傷は、ほとんど治りました
ちゃんとマスターをお守りできます！
【グリモワール】
とはいえ、あのヒョウハってキル姫は
手強いわよ…
何か手を打たないと
【アスカロン】
今は身を隠せていますけど、
いつ見つかるか分かりませんから…
【カミト】 そ、そうだねっ …フォルカスは？
【アスカロン】
さっきまでいたんですけど…
今は姿が見当たりません
【アスカロン】
…マスター
【アスカロン】
あのフォルカスは、
本当に私達の知ってるフォルカスでは
ないんでしょうか…
【カミト】 分からないよ… ただ、彼女に会ったとき感じた あの感覚は…
【グリモワール】
二人ともっ
今はそんな話してる場合じゃ
ないでしょ！
【アスカロン】
でも…
グリモワールは
気にならないんですかっ？
【グリモワール】
…気になるわよ！
気になるけど、今はマスターを
守る方が大事なの！
【アスカロン】
その判断力…羨ましい
【グリモワール】
くぅっ…！
来たわねっ
【ヒョウハ】
見つけたぞ！
そんなところに隠れてないで
出てこいよな！
【ヒョウハ】
あたしは二対一でも構わないぞ！
真っ正面からぶつかり合って
燃え上がろうぜ！
【グリモワール】
言ってくれるじゃない！
怒りの炎に灼かれたいみたいねっ
【アスカロン】
嫉妬の刃で凍てつかせます！
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