290501131 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第5章 マスターの信念―ブレイブ― 第1話 中心部防衛戦-13 戦闘前
【ヴァング】 朝っぱらから呼び出しとは どういうつもりだ?
【カミト】 緊急の用件だって聞きましたけど…
【ゴウバラ】 うむ… 先程、西から連絡を受けた 人型の魔獣が現れたそうだ
【ヴァング】 人型の魔獣? そんなもん前から現れてただろうが
【ゴウバラ】 いや、今回の魔獣は骸骨のような 姿ではなく、完全なる人間の男性を 模しているらしい
【ゴウバラ】 しかも他の魔獣より手強いそうだ 討伐に時間がかかる故、君達には しばし待って欲しいと
【カミト】 兄貴っ…! それって…
【ヴァング】 黙ってろ …そうかい 何だったら手を貸すぜ
【ゴウバラ】 それには及ばん すでに北のキル姫が加勢に行っている じきに片付くだろう
【ゴウバラ】 君達は先に準備をしておいてくれ 儂からは以上だ
【カミト】 …………兄貴っ
【ヴァング】 分かってる キラーメイルなんだろ? こっちは俺に任せろ
【ヴァング】 さっさとケリつけて 帰ってこいよ
【カミト】 ありがとう! すぐに戻るからっ
【ヴァング】 やれやれだぜ… 何でこんなタイミングで…
【ヴァング】 こんなタイミング? まさか…
【???】 グウウウウウウウウウウ!
【???】 ガアアアアアアアアアアア!
【シタ】 処断しますっ!
【ミトゥム】 えいっ!
【ミトゥム】 むぅぅ~… さっきから間合いを外されて ばかりですね…
【シタ】 弓を自在に扱う魔獣… 珍しい存在ですけれど、 対応は可能ですよ
【シタ】 ミトゥムちゃん この地を守ることがマスターとの 契約です
【シタ】 わたし達で災いを全て叩き潰し ましょう
【ミトゥム】 任せてください 容赦なく打ち砕きます!
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