291001033 天上編サイド 未分類 神具探求レーヴァテイン 神具探求レーヴァテイン 3 - 後編 3話 終末の剣 終末の剣 戦闘後
【レーヴァテイン】 くっ…このぉぉっ!!
【イミテーション】 はぁ…やっぱりこんなものよね
【レーヴァテイン】 きゃあぁぁぁっ!?
【イミテーション】 異族の殲滅、それは私が 終わらせる
【イミテーション】 だから、アナタは私の糧になればいい 私もアナタ、アナタも私―
【レーヴァテイン】 くっ…っ…
【イミテーション】 ほら、やることが変わらないなら、 どっちでもいいでしょ
【レーヴァテイン】 そ、れは…
【イミテーション】 別にあなたがやる必要がないでしょ それより強い私がいるんだし …めんどうだけどね
【レーヴァテイン】 私じゃなくてもいい? 本当に…でも、このモヤモヤを 感じる必要がなくなる…?
【イミテーション】 はぁ…別に私はヒマじゃない… さっさと終わって
大上段に振り上げられた大剣 それがゆっくり振り下ろされていく―
選択肢:
- レーヴァテイン!! → select_label_01へ
大上段に振り上げられた大剣 それがゆっくり振り下ろされていく―
select_label_01:
【レーヴァテイン】 っ!! はあぁぁぁぁっ―!!
【イミテーション】 なに?
【レーヴァテイン】 まだ、終われない… 私は強くなる…
【イミテーション】 だから…
【レーヴァテイン】 私が…強くなる… その理由が、私にはあるから…
【レーヴァテイン】 ティルフィングの隣に立つため… そして…マスターのため…
【レーヴァテイン】 あなたが私の糧になって
【イミテーション】 そう…なら、好きにすれば、いい…
【レーヴァテイン】 はぁ…はぁ…っ… これで…私は…
止まっていた時間が 急激に現実へと戻っていく
剣を支えにしたレーヴァテインは ゆっくりと息を整えていく
【レーヴァテイン】 …マスター、私強くなった…?
その言葉に、マスターは小さく、 しかししっかりと頷いた
【レーヴァテイン】 そう… なら帰ろ…
そう言って、彼女は倒れ伏す イミテーションを見やる すると―
イミテーションの体が光と共に消え、 後には宝玉が残されていた
【レーヴァテイン】 なに、これ…? 石?
その宝玉は、 吸い込まれるように 彼女の持つ神器へと収まった
【レーヴァテイン】 はぁ…なんだかよく分からないけど… 強くなったの、かな
まるで溶けるように吸収されたとき、 神器レーヴァテインから感じる力は、 より禍々しいものに変化していた
【レーヴァテイン】 魔剣、レーヴァテイン これから先、ずっとあなたの障害を 切り裂き終わらせる剣
【レーヴァテイン】 だから、マスターは安心して 私の背中にいればいい…ふふっ…
どこか軽い口調で笑う彼女は、 そっと目を細めた
【レーヴァテイン】 なんだかよく分からないけど… これでティルフィングの隣に 立てる、よね?
【レーヴァテイン】 はぁ…もしかしたら、 ユグドラシルが私の願いを 叶えてくれたのかも…なんてね
彼女はふと、そんなことを 思いながら、ユグドラシルを見上げた
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