30091203 青龍偃月刀ストーリー 『百戦百勝閃』
マスターの 勉強部屋を覗いた青龍偃月刀 そこで彼女が目にした光景とは…!?
【青龍偃月刀】 隊の姫みんなが… 主君に勉強を教えている!
「違うって、マスター!」 「今まで、なに聞いてたの!?」 叱りながらも、みんな一生懸命だ
「本当に辞められたら困るもんね!」 「マスターは…一応、 私達のリーダーだし」
【青龍偃月刀】 …っ!
口では色々言うが、 みんな心配なようだ
【青龍偃月刀】 “秀でた将”など… 私の固定概念でしかなかった ということか…
【青龍偃月刀】 その概念と少しでも違っていれば ダメな将と決めつけて…
【青龍偃月刀】 人は千差万別… 優れた将というものにも… 色々な形があるのですね
【青龍偃月刀】 家来がこんなに一生懸命になる将… ダメなはずがない
【青龍偃月刀】 彼を知り己を知れば 百戦して危うからず…
【青龍偃月刀】 主君の長所が見えてなかったのは どうやら私の方みたい
【青龍偃月刀】 主君に…教えられたわ
その心の変化が、 彼女に小さな力を与えた
【青龍偃月刀】 思わぬところで新奥義開眼… 『百戦百勝閃』 …ってところかしら
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【青龍偃月刀】 これも…貴方のお陰です、主君
微笑み、その場を後にする 青龍偃月刀だった
四日後─ 答案返却の日
固唾を飲んで見守る姫達
選択肢:
- 何点…だったかな? → select_label_01へ
- 落第点じゃ…ないよね? → select_label_02へ
- 緊張するから早く発表して… → select_label_03へ
固唾を飲んで見守る姫達
select_label_01:
【青龍偃月刀】 …予想を裏切られました
select_label_02:
【青龍偃月刀】 …そんなに自信なかったのですか?
select_label_03:
【青龍偃月刀】 …よく聞いて下さい、主君の点数は
select_label_end:
【青龍偃月刀】 …九十点
おぉ〜っ!! と、姫達から感嘆の声が上がる
【青龍偃月刀】 もう! やったらできるじゃないですか!
【青龍偃月刀】 さすがは私が主と見込んだ御方です …ということで、これからも よろしくお願いいたします
【青龍偃月刀】 やはり秀でた家来の上には 秀でた主が必要ですから…
【青龍偃月刀】 …はい!? 私の採点に間違い…? あ!…ほんとだ
姫達から笑いが起こり、 頬を赤く染める青龍偃月刀
【青龍偃月刀】 し、失礼しました! でも…そんなに嬉しそうに 責め立てて!
【青龍偃月刀】 ちょっと勉強したからって… たまたま良い点数だったからって 偉ぶらないで下さい!
【青龍偃月刀】 私のは、弘法も筆の誤り! 河童の川流れ!麒麟の躓き! 孔子の倒れ!権者にも失念!です!!
慌てて、どうだとばかりに 知識を披露する青龍偃月刀
じゃあ、さしずめ今回の僕は… 愚者にも千慮に一得あり… ってところかな?と返すマスター
【青龍偃月刀】 う、む、むぅ… 本当にちゃんと勉強しましたね…
頑張った甲斐があったと、 喜び合う姫達
【青龍偃月刀】 だからって… 秀でた将は、家来の誤りを からかったりはしませんから!!
悔しそうな表情で言い返しながら 槍を突き出す青龍偃月刀
いつも優秀な彼女が見せた慌てぶりに 心がほころぶマスターであった
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