30093203 4月学園ブラフマーストラ 『命縁義軽斬』
水辺を眺め、一人佇む青龍偃月刀
【青龍偃月刀】
私のやり方は…
間違っていたのでしょうか…
【青龍偃月刀】
どうすれば…私の想いを
主君に届けることが出来るのか…
【青龍偃月刀】
一体どうすれば…
次の瞬間…
【青龍偃月刀】
…！！
【青龍偃月刀】
あれは…
彼女の目に 飛びこんできた とある光景
【青龍偃月刀】
水鳥の…行進…
それは 湖のほとりを進む 水鳥の親子連れ
ひな鳥の中の一羽が遅れを取る それを見た親鳥は…
【青龍偃月刀】
！！
【青龍偃月刀】
…そういう事でしたのね
わかりましたわ…
【青龍偃月刀】
待ってて下さい！主君！！
慌てて、マスターの元に駆けていく 青龍偃月刀だった
【青龍偃月刀】
はぁ…はぁ…！
【青龍偃月刀】
主君…！！
【青龍偃月刀】
…あ！
見ると、槍を手に持ち 一人訓練に励んでいるマスター
【青龍偃月刀】
…………
【青龍偃月刀】
“止まりさえしなければ
どんなにゆっくりでも進めばよい”
【青龍偃月刀】
人にはそれぞれの
速度というものがある
それを待ってあげられるのも…
【青龍偃月刀】
愛
ひな鳥を待った親鳥を思い出す彼女
【青龍偃月刀】
その想いがあれば
主君をさらなる高みに
導くことも出来る！！
【青龍偃月刀】
新技『命縁義軽斬』！！
【青龍偃月刀】
はぁああああああ！
天へと放たれる一閃
それは彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【青龍偃月刀】
主君、間違っていたのは私の方でした
【青龍偃月刀】
主君の歩む速度も考えず、私は…
選択肢:
- 僕の方こそ…怠けてばかりでゴメンね → select_label_01へ
- もう少し…努力家になるよ → select_label_02へ
- 少しは…速度を上げてみるよ → select_label_03へ
主君の歩む速度も考えず、私は…
select_label_01:
【青龍偃月刀】
いえ…貴方は…努力家です
select_label_02:
【青龍偃月刀】
素晴らしい心掛けだと思います
select_label_03:
【青龍偃月刀】
そう思って頂けて…幸せです
select_label_end:
【青龍偃月刀】
ある思想家の言葉で思い出したのです
【青龍偃月刀】
ただ急いで進ませるだけが
人に道ではないと
【青龍偃月刀】
これからは…
主君の歩幅も考慮して
教示していきたいと思います
【青龍偃月刀】
だって私は…将として…
そして男として
貴方に相当期待しているのですから
そう言って、マスターを見つめる彼女
え？男として…？ マスターが尋ねる
【青龍偃月刀】
…あ、い、いえ！
別になんでもありません！
【青龍偃月刀】
とにかく…！貴方を導くため
これからもじっくりと付き合わせて
頂きますからね！
はにかみながら微笑んだ その瞳は、優しく温かだった
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