30182203 アフロディーテ 『シャイングラース』
フォルカスの手を引き、 走るマスター
【フォルカス】
はぁ…はぁ…はぁ…
【フォルカス】
ほんと…
どういうつもり
なんですか…？
【フォルカス】
一体、どこを目指して…！
【フォルカス】
この辺り…なにもないし…！
彼女の質問には答えず、 ひたすら走るマスター
【フォルカス】
どうせ、あなたも…
【フォルカス】
私の中の“悪魔”の
チカラを目の当たりにすれば…
離れていくんでしょ？
【フォルカス】
だったら…
【フォルカス】
はじめから優しくしないで下さい！
彼女がマスターの手を 振りほどこうとした、 その時…
着いた！！
【フォルカス】
…え？
【フォルカス】
…！！
【フォルカス】
こ…これは…
２人がやってきたのは 真っ暗闇な森の中 見上げると、そこには…
【フォルカス】
き…綺麗…
驚くほど、 満天の星が広がっていた
【フォルカス】
これを…私に見せようと…
真っ暗闇と思っても、 顔を上げれば光はあるもんだよ マスターが答える
【フォルカス】
…！
【フォルカス】
それって…私の事ですか…？
【フォルカス】
で、でも…私は…！
それに光なんて…！！
選択肢:
- 僕は…君から離れたりしないよ → select_label_01へ
- 僕は君のこと…全然怖くないけどな → select_label_02へ
- 悪魔の子？全然、そうは見えないけど → select_label_03へ
で、でも…私は…！ それに光なんて…！！
select_label_01:
【フォルカス】
どうして…？悪魔の子と
呼ばれた私なのに…
select_label_02:
【フォルカス】
ほ…本当…ですか？
でも、どうして…？
select_label_03:
【フォルカス】
だ、だったら、どういう風に…
select_label_end:
だって君は…綺麗だからね
【フォルカス】
！！
え…えぇ？
なに言って…！
美しいものを美しいと思える心は… 美しいんだよ、だから君は…
“悪魔の子”なんかじゃない
【フォルカス】
！！
【フォルカス】
…マスター
【フォルカス】
美しいものを美しいと
思える心は美しい…
【フォルカス】
なんとなく…伝わりましたけど…
…ちょっと…
ややこしいですね
うん、ちょっと…ややこしかったね 言ったものの、 自分でも首をかしげるマスター
【フォルカス】
…プッ
【フォルカス】
ふふ…あははは！
それは、彼女が初めて見せた笑顔
僕には…僕達には君が必要だ チカラを…貸してくれるかい？
【フォルカス】
…………
槍を取り出し、 彼女が天に突き上げる
強烈な光が星空に吸い込まれ、 消えていく
【フォルカス】
奥義…『シャイングラース』
【フォルカス】
あなたの心が…
私の闇に
光を照らしてくれました
【フォルカス】
このチカラ…
あなたのために
使わせて頂きます
【フォルカス】
それにしても…
【フォルカス】
本当に綺麗ですね
夜空を見つめる彼女 その瞳はキラキラと、 まるで星のように輝いていた
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