30183201 学園_ミトゥム 私の存在意義
戦闘の合間の休日─
【フォルカス】
はぁ…はぁ…はぁ…！
鍛錬に励む姫、フォルカス
【フォルカス】
はぁ…はぁ…！
しかし、それは常軌を逸しており、 もう半日以上も槍を振り続けている
【フォルカス】
…はぁ…はぁ…！
その様子を見ていたマスターが、 彼女に声を掛けた
【フォルカス】
…え？
どうして、そこまで…って…
【フォルカス】
…………
【フォルカス】
…それは
【フォルカス】
自分で言うのも
おこがましいですが…
【フォルカス】
私は隊のみんなから
この“強さ”を
頼りにされています
【フォルカス】
だから、
強くあり続けなければならない
弱い面は見せられない…
【フォルカス】
マスターだけじゃなく、
隊のみんなを守れるくらい
強くあらなければ…！
【フォルカス】
はいっ！！
槍を一振りする彼女 大きな岩が一瞬にして砕け散る
【フォルカス】
“強さ”こそが…
私の存在意義ですから
強い眼差しを向けるフォルカス
そんな彼女にマスターが尋ねる
じゃあ、戦いが終わったら… どうするの？
【フォルカス】
…！
【フォルカス】
戦いが…終わったら…
【フォルカス】
…そ、それは
答えに詰まる彼女
【フォルカス】
そんなの…考えた事も…
【フォルカス】
私の…存在意義は…
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