30183203 学園_ミトゥム 『ヘルズバニッシュ』
占いからの帰り道
落ち込んでいる様子のフォルカス
【フォルカス】 …………
マスターが声を掛ける
闇って…
【フォルカス】 …! は…はい!
君が『悪魔の槍』だってこと?
【フォルカス】 ……はい
【フォルカス】 …マスターの為…地獄の悪魔の槍も、 救済の槍に変えると… そう心に誓ったのですが…
【フォルカス】 でも…やっぱり、そう簡単には…
【フォルカス】 今も…ずっと…心の奥の方に…
彼女が強さを必死に磨いていたのは、 その劣等感…罪悪感があったから だったのか
【フォルカス】 強くなければ、 地獄の悪魔の槍である私など、 キル姫として価値がありませんから…
目に涙を浮かべる彼女
選択肢:
- 大丈夫だよ → select_label_01へ
- そんな事ないと思うけど → select_label_02へ
- 価値?なにそれ? → select_label_03へ
目に涙を浮かべる彼女
select_label_01:
【フォルカス】 …え?…どうして?
select_label_02:
【フォルカス】 いや、でも…
select_label_03:
【フォルカス】 な、なにって…
select_label_end:
だって、占い屋さんに行く前の 君のハシャぎよう… 普通の女の子みたいだったよ
“地獄感”も“悪魔感”も まったく無かったけどな
【フォルカス】 …!
隊の中には占い好きの姫も多いし、 みんなを占ってあげれば? きっと喜ぶと思うよ?
【フォルカス】 みんなを…?私が…?
君の存在価値は “強さ”だけじゃない 君の存在価値は…
【フォルカス】 …!
【フォルカス】 みんなを守ってあげたいと願う… “優しさ”…
【フォルカス】 私は… みんなに嫌われるのがイヤだから… 強くなろうとしてると思ってました…
【フォルカス】 でも… ありがとうございます、マスター そんな風に言って下さって…
【フォルカス】 なんだか… 少し吹っ切れた気がします…心の闇に 一筋の光が差した気がします!!
【フォルカス】 はぁぁぁーーーっ!!
彼女の槍が大きな光を放つ
【フォルカス】 新奥義…『ヘルズバニッシュ』
【フォルカス】 私…もっともっと強くなりますよ 槍だけじゃなく…心も!
【フォルカス】 自分を好きでいられるように… もっと、たくましくなります!!
その笑顔は、 とても晴れやかに 輝いていた
じゃあさ…
【フォルカス】 …え? なんですか?
【フォルカス】 えぇっ!? マスターの事、 占うんですか!?
僕と君の相性ってどうなのかな? マスターが尋ねる
【フォルカス】 あ!ああああ…相性って… ななな…なにを…! そ、そんな…!!
いや… 『マスターとキル姫としての相性』 って意味だったんだけど…
【フォルカス】 へっ、へっ… 変なこと言わないで下さいッ!!
でも、慌てふためく様子が 可愛らしいので、それ以上は 何も言わないマスターだった
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