30261203 花嫁エロース 『零式・熱血的正義』
街へとやってきたマスターと グラーシーザ
【グラーシーザ】 …………
【グラーシーザ】 …おい
【グラーシーザ】 おい、マスター!
これなら、よく見えるでしょ? と、マスターが返す
【グラーシーザ】 たしかによく見える 見えるけど…
【グラーシーザ】 これ、かたぐるまじゃないか~!!
【グラーシーザ】 あたしは 大きくなりたいんだ!
【グラーシーザ】 なのに、これじゃ… 小さなお子ちゃまと 同じじゃないか~!!
マスターの肩から降り 怒って帰ろうとする彼女
その時…
「スリだーっ!」
…と、遠くから聞こえてきた大きな声
【グラーシーザ】 !!
【グラーシーザ】 また、しょうこりもなく!
【グラーシーザ】 で、でも…!
前回と同じように 人だかりで前がよく見えない
【グラーシーザ】 また…にがしてしまうの? あんなに毎日牛乳飲んでたのに… あたしは…なにもかわれてないの…?
選択肢:
- 思いっきり大地を踏み締めるんだ! → select_label_01へ
- すべての力を足に込めるんだ! → select_label_02へ
- 脚力を最大限、引き出すんだ! → select_label_03へ
また…にがしてしまうの? あんなにまいにち牛乳のんでたのに… あたしは…なにもかわれてないの…?
select_label_01:
【グラーシーザ】 え?どういうこと…?
select_label_02:
【グラーシーザ】 え?足に…?なんで?
select_label_03:
【グラーシーザ】 足の力を…?
select_label_end:
よく分からないが マスターに言われるがまま 足に力をこめる彼女
次の瞬間…!
ビュン!!
【グラーシーザ】 !!
それは本人ですら驚きの跳躍力 街を俯瞰で見下ろした彼女は…
【グラーシーザ】 見える!いた!!
見事にスリを発見するのだった
【グラーシーザ】 つみをおかすものは… ゆるさないんだから~~~っ!!
駆け付けた彼女に捕まり スリは近衛兵に連行されていった
【グラーシーザ】 よかった… やっとあくを こらしめることができた
【グラーシーザ】 ありがとうな、マスター でも、なんでわかったんだ? あたしにあんな力があったって
背は伸びなかったけど 牛乳、つまりタンパク質を 摂り続けてたから
筋力が飛躍的に上がってたんだよ 継続は力なり 無駄じゃなかったってことだね
【グラーシーザ】 なるほど…
【グラーシーザ】 それはちょうじょう!!
彼女は新たなるスキル
『零式・熱血的正義』 -ブレイジング・ジャスティス- に目覚めていた
諦めずに飲み続けた結果だね …と、マスターが褒める
【グラーシーザ】 うん、あきらめない! 『せいぎ』のためなら どんなどりょくだってやるよ!
【グラーシーザ】 それを教えてくれて… ありがとな、マスター
素直に礼を言った彼女の笑顔は 小生意気だが明るくて可憐だった
【グラーシーザ】 よ~し、こうなったら…! もっと飲みつづけて もっともっとつよくなってやる!!
【グラーシーザ】 そして、いつの日か…
【グラーシーザ】 かならずしんちょうを のばしてやるーっ!!
…と 牛乳に手を伸ばす グラーシーザだった
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