30271202 アマテラス 太陽と月
【アマテラス】 …うぅぅ…
浜から離れた場所で 一人泣いているアマテラス
【アマテラス】 …あ!
どうしたの? 尋ねるマスター
【アマテラス】 な、なんでもないよ!
涙を拭い 笑顔を作り 彼女が答える
【アマテラス】 ホームシック…?って言うの?
【アマテラス】 昔、過ごしていた場所を思い出して ちょっと寂しくなっちゃっただけ
【アマテラス】 でも、もう大丈夫 さ、みんなのところに戻ろう?
笑顔を見せる彼女 しかし、マスターは…
大丈夫 少しでも不安な気持ちがあったら 正直に話してね
そう彼女に告げるのだった
【アマテラス】 ………
【アマテラス】 ……本当は
【アマテラス】 とても不安なの…
【アマテラス】 みんな、本当にいい人たち それはウソじゃないよ
【アマテラス】 でも…こんなこと言うの 少し恥ずかしいけど… 実は私…
【アマテラス】 人前から逃げたくなるときがあるの…
え? そうなの? 意外な告白に驚くマスター
【アマテラス】 部屋に閉じこもって 誰にも会いたくなくなる時がたまにある…
【アマテラス】 大きな孤独を感じて 暗い部屋のなかで 一日を過ごす時がある…
【アマテラス】 その孤独は… 慣れない『別世界』に来て 強くなってるの…
悲しげな瞳は、 宴の時とはまるで別人だ
ふさぎ込む彼女に、 マスターは声をかけた
選択肢:
- 太陽を司ってるんじゃなかったっけ? → select_label_01へ
- あの眩しい笑顔はどこに行ったの? → select_label_02へ
- かわいい顔が曇り空になってるよ? → select_label_03へ
ふさぎ込む彼女に、 マスターは声をかけた
select_label_01:
【アマテラス】 …え?そ、そうだけど…
select_label_02:
【アマテラス】 …え?そ、それは…
select_label_03:
【アマテラス】 …え?だ、だって…
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僕はこの世界の住人だから 君の孤独は分かち合えないかも 知れない
だから、一人になりたかったら 引き込もってくれてもいい
【アマテラス】 …!
だけど…
マスターである僕は、いつも 君の側にいるってことを忘れないで 太陽と…月のようにね
【アマテラス】 !!
【アマテラス】 ……太陽と…月
【アマテラス】 ……え?
太陽じゃなくて地球か… あ、月が側にいるのは 例え、間違えた
【アマテラス】 ………
【アマテラス】 …ぷっ!
【アマテラス】 あはははは!
【アマテラス】 もう笑わせないでよ、マスター
【アマテラス】 でも…
【アマテラス】 ありがとう
涙を拭いながら、彼女が笑った
マスターの言葉に、 少し元気を取り戻す アマテラスだった
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