310021170 シークレットリーエバーアフター(Secretly Ever After)(SEA編) 第1章 閉ざされた箱にて、キミを射抜く 第1話 閉ざされた箱にて、キミを射抜く-17
【ミーミル】 そのようなことが…
【与一】 レーヴァテインさん…
【グングニル】 あの愚か者が、与一に門の鍵を 渡したことは知っておった その意図までは理解できずにおったが
【与一】 与一、何も知らなくて… ごめんなさい…
【グングニル】 そなたが詫びることではない 全ては、あの愚か者のワガママ故よ
【ミーミル】 マスター様、 大変なことになりました…
【ミーミル】 「炎の巨人」…恐らく 「揺らぎ」によって現れた、 スルトに似て非なる力です
【ミーミル】 伝承では、 レーヴァテインは巨人スルトの剣…
【ミーミル】 レーヴァテインさんと 親和性が高かったのでしょう
【ミーミル】 だからこそ、レーヴァテインさんは 自分の中に封じることを選び、 今まで過ごされてきたのに…
【グングニル】 何らかの理由で、 あの者の中に封じられておった力が 肥大化してしまったようだ
【グングニル】 それで「箱」を完全に閉ざした その結果、あの者は小さくなり、 あげく消えかけたわけだが…
【ミーミル】 私達が全ての門を開けたので、 封印が解けてしまったのですね
【グングニル】 「レーギャルンの箱」は開かれ、 再びスルトの炎が解き放たれた あれを何とかせねばならぬ
【グングニル】 最悪、レーヴァテインもろとも 滅さねばなるまいな
【与一】 そんなっ…
【グングニル】 放っておいても、いずれスルトの炎が レーヴァテインを灼き尽くす この町ごと
【グングニル】 我らにできるのは、惨劇を止め、 レガルの町を守ることくらいだ 覚悟をいたせ
【与一】 あうぅ…
選択肢:
- 町が心配だ → select_label_01へ
- レーヴァテインが心配だ → select_label_01へ
我らにできるのは、惨劇を止め、 レガルの町を守ることくらいだ 覚悟をいたせ
select_label_01:
【ミーミル】 はい… 地上に戻りましょう
【住民達】 うわあああああ…! 逃げろっ 逃げろぉぉぉっ…!
【衛兵達】 落ち着いて行動するんだ! 八つの門、どこからでも 外に出られるぞ!
【ミーミル】 町中がパニックに陥っています…
【グングニル】 見よ 空に大きな火の玉があるぞ
【ミーミル】 あれは、もしかして…
【グングニル】 レーヴァテインだ 己が内から溢れ出した炎に 飲み込まれておる
【グングニル】 まずいな… 早く手を打たねば、 灼き尽くされるぞ
【与一】 …………
【マナナン】 あ! ミーミル!マスター! やっと来たね~
【ミーミル】 マナナンさん、 ご無事で何よりです ゼロさんはどちらに?
【マナナン】 うーん… レーヴァテインを助け出すんだって 炎の中に突っ込んで
【マナナン】 真っ黒焦げになってたよ
【ミーミル】 ええっ? 大変です…
【ゼロ】 おい待て! 火傷はしたが、 黒焦げになってはいないぞ
【ミーミル】 ゼロさん 生きていて安心しました
【ゼロ】 俺のことはどうでもいい 早くアマネを助け出さねぇと…
【グングニル】 とはいえ、あれに近づくのは 難儀であろうな
【蜻蛉切】 悔しいけどね… ゼロと二人であれこれ試してみたけど 近づくのは無理だったわ
【蜻蛉切】 残されてる手といえば…
【グングニル】 長距離射撃、 ということになろうな
【与一】 …………!
【マナナン】 アハハハ! ひょっとして私の出番? 任せてっ
【マナナン】 喜劇的に楽しいショーを 見せてあげるよ!
【ミーミル】 あの… マナナンさんには 向いていないのではないかと
【マナナン】 あれ? そうなの?
【グングニル】 狙うべきは炎の中心 ここからでは豆粒ほどの 大きさでしかない
【グングニル】 そんな精密射撃をするには、 相当な腕がなければなるまい
【マナナン】 うーん… 私はそういうの得意じゃないなー
【マナナン】 でも、それなら 与一に任せればいいよ! 与一はたくさん鍛錬してるから
【与一】 はぅ! 与一は…
【蜻蛉切】 私も同意見よ 与一、日頃の鍛錬の成果 存分に発揮しなさい
【グングニル】 …………
【ゼロ】 与一、頼む! アマネを助けてくれっ
【与一】 与一は… 与一は…
【与一】 ごめんなさい…! 与一には、無理ですっ
【蜻蛉切】 与一!?
【ゼロ】 待て! こんなときにどこ行きやがる!
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待て! こんなときにどこ行きやがる!
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【ゼロ】 何で止める!? もう時間がないんだぞっ
【ミーミル】 ゼロさん、皆さん、 ここはマスター様と私に 任せていただけないでしょうか
【ミーミル】 無理やり与一さんを連れ戻しても 良くないと思うのです
【ミーミル】 時間がないのは承知しておりますが、 与一さんのお気持ちも 聞いてさしあげたいのです
【ゼロ】 …分かった 頼む
【グングニル】 だが、あまり猶予はないぞ
【ミーミル】 はい 参りましょう、マスター様
【与一】 …………
【ミーミル】 与一さん!
【与一】 はぅ! ごめんなさい、ごめんなさい、 ごめんなさい…
【与一】 怒らないで下さい… 与一には荷が重すぎたんです…
【ミーミル】 与一さん アナタのことを責めてはいません ただ、お話を聞かせて欲しいんです
【与一】 話…?
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話…?
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【与一】 あ…それは…その…
【与一】 もう、ずっと前のことなんです…
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