310022090 シークレットリーエバーアフター(Secretly Ever After)(SEA編) 第2章 今宵、聖域にて貴方と 第1話 今宵、聖域にて貴方と-9
【シェキナー】 美しく輝き舞い踊る、 真紅の高貴なる蝶 “エレガントバタフライ”!
【シェキナー】 怪盗シェキナー 参上しました
【シェキナー】 今宵、貴方の大切なもの いただきます
【クライノート】 また現れおったな、怪盗め!
【ミーミル】 マスター様、 あちらにシェキナーさんがっ
【シェキナー】 ふふふっ 貴方達に私を捕まえることは できませんよ
【クライノート】 逃がさんぞ、怪盗!
【ミーミル】 クライノートさん、 お一人では危険ですっ
【ミーミル】 マスター様、 私達も怪盗シェキナーさんを 追いましょう
【ミーミル】 シェキナーさん、 どちらにいらっしゃるのですかっ?
【ミーミル】 クライノートさんの姿も 見当たりません… 一体、どちらに…
【リットゥ】 どうした、お前達? そんなに騒いで
【ミーミル】 リットゥさん! 怪盗シェキナーさんが現れました
【リットゥ】 何だと!? …よし、私はこちらを捜す お前達は向こうを捜せ!
【ミーミル】 はいっ
【ミーミル】 玄関に戻ることになりますが、 リットゥさんの言う通りに…えっ?
【リットゥ】 お前達! 今、ここで私を見なかったかっ?
【ミーミル】 リットゥさん、 どうして玄関の方から…? 奥に走っていかれたのでは…
【リットゥ】 バカ者! そいつが怪盗シェキナーだ!
【ミーミル】 そんなっ… すっかり騙されてしまいました
【リットゥ】 急いで追うぞ!
【ミーミル】 は、はいっ
【ミーミル】 …困りました
【ミーミル】 私、位置情報の把握は 得意なはずなのですが… 迷ってしまいました…
【ミーミル】 こちらのお屋敷は、 広いだけでなく入り組んでいて… 申し訳ございません
選択肢:
- 気にしないで → select_label_01へ
- 落ち着いていこう → select_label_01へ
迷ってしまいました… 申し訳ございません
select_label_01:
【ミーミル】 ありがとうございます、 マスター様
【ミーミル】 そういえば、これだけお屋敷の中を 走り回っているのに、 誰ともお会いしていません…
【ミーミル】 フランさんやご家族、 使用人の皆さんはどちらに?
【クライノート】 おや、お客人 こんなところに
【ミーミル】 クライノートさん 申し訳ございません 迷ってしまって…
【クライノート】 ハッハッハ! そんなことで――
【マナナン】 あ! 二人ともこんなところにいたんだね
【ミーミル】 えっ…? マナナンさん、今 壁をすり抜けませんでした?
【マナナン】 何のこと? ねえねえ、それよりも…
【マナナン】 退屈だよー 二人とも、いつまでこんな…
【マナナン】 廃墟にいるつもりなの?
【ミーミル】 廃墟…? マナナンさん、他人様のお屋敷を そのように言うのは…
【マナナン】 それなんだけど 他人様の屋敷って、 ここ、誰も住んでないよね
【マナナン】 マスターもミーミルも ここに来てから変だよ
【マナナン】 誰もいない方向に向かって 話をしてたり…そういう遊びなの?
【ミーミル】 マナナンさん 何を仰っているのですか 今も、そちらにクライノートさんが…
【クライノート】 …………
選択肢:
- まさか… → select_label_02へ
- やっぱり… → select_label_03へ
…………
select_label_02:
【ミーミル】 マスター様 何か、お気づきに?
select_label_03:
【マナナン】 アハハハ! マスターは気づいてたみたいだね
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【マナナン】 ここはただの廃墟だよ 人なんて誰も住んでない ここにいるのは…
【マナナン】 リットゥって呼ばれてた、 あの怖いお姉さん一人だけ
【マナナン】 私には、それだけしか見えてないよ
【ミーミル】 これは…
【ミーミル】 クライノートさんのお姿が… お屋敷も、一瞬で廃墟に…
【ミーミル】 いえ… これが、本当の姿だったのですね 私達は今まで…
【ミーミル】 ずっと幻覚を見せられていたのです 恐らく、リットゥさんに
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