310281214 ダーインスレイヴ・聖鎖・マリク 天戒『罪罰の天秤』
あれから数日後――
また、ある姫が 隊の規律を破る事件が 起こってしまった…
【ダーインスレイヴ】 …なるほど、 事情はわかった
だが、もう今までの 彼女の姿はなかった
【ダーインスレイヴ】 全員で議会を開こう
食道に一同を集める ダーインスレイヴ
真剣な眼差しで、 姫達に問い掛ける
【ダーインスレイヴ】 みなに聞きたい…
【ダーインスレイヴ】 規律を破った姫は… 有罪か無罪か?
【ダーインスレイヴ】 正直な意見を聞かせてくれ
そして話し合うこと、 一時間後…
【ダーインスレイヴ】 わかった
【ダーインスレイヴ】 では、みなの合意により 判決は…
【ダーインスレイヴ】 無罪!!
ダーインスレイヴが 解決策を与えるという条件で、 姫は無罪となった
――と、 そこに現れるマスター
お菓子のつまみ食いくらいで 随分と大袈裟だね …と、笑っている
【ダーインスレイヴ】 なにを言う わたし達は真剣だ
だがマスターは安堵していた
あの一件以来、 ダーインスレイヴは 姫達に寄り添うようになった
【ダーインスレイヴ】 約束だからな
【ダーインスレイヴ】 仲間として、 一緒に考えて答えを 出してゆくと
【ダーインスレイヴ】 でも、その結果… みんなから頼られることが 多くなった
【ダーインスレイヴ】 これはこれで… わたしの性に合っているのかも 知れないな
仲間との新しい 関係性を築いたことで、
彼女はまた新たな力 天戒『罪罰の天秤』に 目覚めていた
――と、
【ダーインスレイヴ】 なに?敵が!?
【ダーインスレイヴ】 今すぐ行こう!
颯爽と討伐に向かう姫達 その中でダーインスレイヴは、 マスターに告げる
【ダーインスレイヴ】 不思議なものだな
【ダーインスレイヴ】 考えてみれば、今までは 全てをわたし一人で 背負ってきていた
【ダーインスレイヴ】 今は、おぬし… マスターが隣にいてくれる
【ダーインスレイヴ】 それだけで…
【ダーインスレイヴ】 これからも前を向いて 進むことができるのだ
優しく微笑む彼女
その瞳には、 希望の光が宿っていた
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