320293214 レム 潔嫁『幸福の始まり』
【レム】 はぁ… すごかったですね、マスター様
マスターとレムは花畑で 息をのむような素晴らしい 景色を見てきたのだった
【レム】 このドレスを着ていたら 少しでも長くあの景色を見たときの 気持ちを覚えていられるでしょうか…
そうかもしれないね とマスターもレムを見れば あの光景が脳裏に浮かぶと話す
【レム】 ふふっ、それなら早速 マスター様のお役に立てましたね
微笑むレムを見て マスターは、レムはどんな花嫁さんに なるのだろう? と口にする
【レム】 レムがお嫁に、ですか? そんなこと考えたことも…
【レム】 あ、でも…
何か思いついたようなレムに マスターは聞かせてほしいと言うが…
【レム】 いいえ、いけません こればかりはいくらマスター様でも 内緒のことなんです
そこをなんとか、とマスター
【レム】 しつこい人には教えてあげません!
目が合い、ぷっと吹き出す レムとマスター
【レム】 ふふっ、なんだか不思議ですね ちょっと前まで、マスター様と こんな話ができると思いませんでした
【レム】 でも、それはマスター様が ずっとレムのことを気に掛けて くださっていたからなんですよね…
【レム】 こんなに良くしてもらって そんなマスター様にレムが 何を返していけるのでしょうか…
どうにもレムは難しく考える 癖があるようだ… だが、もう不安は感じないとマスター
【レム】 それは、そうですね
レムは目を閉じ 何かを思い浮かべているようだ
【レム】 目をつむれば、あの花畑が浮かびます なんだか、あたたかな気持ちと 勇気がもらえる気がするんです
【レム】 ですから、大丈夫ですよ レムはまだまだ、がんばれます
花畑で過ごした思い出を 噛みしめるようにしているレム その姿には力が満ちていくようだった
それは新スキル 潔嫁『幸福の始まり』 としてレムの能力を向上させる
【レム】 さぁ、マスター様 みんなのところへ帰りましょう
【レム】 着替えちゃうのはちょっと もったいなかったですかね?
選択肢:
- そりゃもう悲しい → select_label_01へ
- また着てね? → select_label_02へ
- ふたりだけの内緒ね → select_label_03へ
着替えちゃうのはちょっと もったいなかったですかね?
select_label_01:
【レム】 もう、そんな顔しないでください
select_label_02:
【レム】 そうですね。機会があれば
select_label_03:
【レム】 わかりました、内緒にしておきます
select_label_end:
レムと雑談しながら戻ると 姫達が出迎えてくれたのだが みんなレムを見て驚いていた
【レム】 出かけたときより いい顔をしてる、ですか?
【レム】 …はい、それはもう とってもいいことがありましたから
そう言うレムはまたあの花畑を 思い浮かべているようだった 気付いたのはマスターだけだろう
【レム】 ふふふっ
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