330141212 イシューリエル・D. plug・マルコシアス 本当の理由
マスターを街中まで 尾行してきたイシューリエル
【イシューリエル】 まさか…
彼女が、そこで見たものは…
【イシューリエル】 他の……女の子!?
なんと、同じ隊の姫だった
【イシューリエル】 そんな…! 一人で出かけると言ったのに…!
【イシューリエル】 わたくしに嘘を付いて、 街中でコソコソと 逢い引きしているとは…
【イシューリエル】 邪(よこしま)な心が ありありです! 許せません!!
怒りのあまり、 マスターの前に飛び出す彼女
わっ!イイイ…イシューリエル! と、驚くマスターに向かって、
【イシューリエル】 マスター! よくも、わたくしに…
【イシューリエル】 嘘をつきましたね!?
【イシューリエル】 絶対に…許しません!!
激昂し、襲い掛かる彼女 それを羽交い絞めにして 止める隊の姫
ご…誤解だよ! 弁明するマスター
【イシューリエル】 なにが誤解なんですか!? 彼女となにをしてたんですか!?
彼女の質問に、 そ、それは… と、口ごもるマスター
【イシューリエル】 ほら、答えられない! 邪(よこしま)な心がある証拠です! いやらしい!!
【イシューリエル】 せっかく…信じてたのに…!
怒りの表情から一変… 俯き、悲しい目を見せる彼女
ど、どうしたの…?大丈夫…? マスターの問いかけに対し、 彼女は……
【イシューリエル】 マスターは… 違うと思ってたのに…
彼女が、己の過去を語り始めた
【イシューリエル】 わたくしがまだマスターと出会う前… ケイオスリオンにいた頃……、
【イシューリエル】 わたくしの主になる人物は、 味方を貶めてでも 上に行こうとする者ばかりでした…
【イシューリエル】 わたくしはそんな主たちが、 ずっと信じられなかった…
【イシューリエル】 いつ、自分も利用されるのかと… 疑ってばかりの毎日でした…
【イシューリエル】 でも、あなたは…、 そんなわたくしが初めて出会った 純粋無垢な主…
【イシューリエル】 そう思ってたのに…! なのに…!!
目に悲しみと悔しさの 入り混じった涙を浮かべ、
再び、マスターに 襲い掛かろうとする彼女
【イシューリエル】 嘘つきは地獄に落ちなさい!!
槍を振り上げた、その時!
【イシューリエル】 !!
敵の大群が現れた
【イシューリエル】 こんな時に…!
【イシューリエル】 あっ!!
マスターを庇い、 負傷する味方の姫
【イシューリエル】 だ、大丈夫ですか!?
【イシューリエル】 ゆ…許しませんよ!!
【イシューリエル】 今はマスターを 問い質している時間…! 邪魔を…しないでください!!
怒りの矛先を敵に向け、 彼女が槍を構えた
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