330251214 神令ミネルヴァ 黄昏『盲目の求智者』
あれから数日が経った
マスターとバイブスが共鳴した事で、 新たな力を獲得したミネルヴァ
【ミネルヴァ】
ほんと…想定外です
【ミネルヴァ】
正直、今でも理解に苦しんでいます
【ミネルヴァ】
でも理解できないままでは、
釈然としません
【ミネルヴァ】
自分から…
真理に近づかなくては…
そう考えた彼女は、 マスターや隊の姫たちに 歩み寄るようになった
【ミネルヴァ】
そうすることで…
また一つの謎が解けました
【ミネルヴァ】
今までは、欲もなく知識者でもなく、
戦闘力が高いわけでもないマスターが
なぜみんなに慕われるのか…
【ミネルヴァ】
正直、謎でした
【ミネルヴァ】
でも…少し理解できた気がします
【ミネルヴァ】
答えは、マスターが
“認めてくれる人”だから
【ミネルヴァ】
どんな相手でも、
歩み寄ろうとしてくれる人だから
【ミネルヴァ】
懐の深い人だから
【ミネルヴァ】
簡単に言ってしまえば…
【ミネルヴァ】
優しい人だから
【ミネルヴァ】
あなたから一つ、
真理を知ることが
出来ました
【ミネルヴァ】
強さとは…
優しさでもあったんですね
それを学んだ彼女は 隊の姫たちと絆を深め、 新たなる力を獲得していた
【ミネルヴァ】
この力…
黄昏『盲目の求智者』と
名付けることにします
また、一つ強くなった彼女
【ミネルヴァ】
今までのように一人で戦っていたら、
こうはなれなかったかも知れません
【ミネルヴァ】
これはもう…
認めるしかありませんね
【ミネルヴァ】
あなたは私の主として
ふさわしい人であると
【ミネルヴァ】
これからは私の知識と力をあなたに…
【ミネルヴァ】
いいえ、あなたが作る
この隊すべてに捧げます
そう言って微笑んだ彼女の瞳は、 新たなる決意の光に満ちていた
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