330261213 グラーシーザ・神令・フォルセティ 罪断つ裁きの刻槍
散々な戦果が続いた
マスターが斬ル姫に出す“命令”は 全て横からグラーシーザに却下され 指揮系統は混乱…
それに“意見”した者は グラーシーザと衝突…
戦闘どころではない騒ぎが 毎度のように起こる始末…
【グラーシーザ】 なぜだ…
満身創痍の隊を眼下に見て グラーシーザの表情に影が落ちる
司法の敗北である
【グラーシーザ】 あたしが、まちがいなはずがない…
石の玉座にドカリと腰を沈め 肩を落とすグラーシーザ
マスターは“質問”する グラーシーザにとっての正義とは 何かと
【グラーシーザ】 …ぐもんだなっ
【グラーシーザ】 この世の悪をびょうどうに裁き みらいに平和をのこしていくことだ
【グラーシーザ】 あたしが愛する平和をみだす者… そして、あたしに歯むかう者こそが すなわち悪だ
それならば 斬ル姫達も正義のはず
平和を守る為に最大限の努力と 戦いをしている彼女らも、と マスターは述べる
【グラーシーザ】 …それは、いけんか?
石の玉座に頬杖を突きながら 鋭い眼光がマスターに刺さる
“お願い”だと、マスターは言う
斬ル姫達への罰を ないものとしてほしい それらは全て自分が引き受けると
【グラーシーザ】 なに…?
そもそもコマンドキラーズが言う通り 斬ル姫らを戦いに引き込んでしまった その一因は、自分にある
バイブスを持つマスター自身に ならば罪を償うのは 自分ひとりで充分だと
【グラーシーザ】 あたしのはんだんが まちがいだったと言いたいのか…?
【グラーシーザ】 斬ル姫たちに判決を下した あたしの正義が
全てが間違っているわけではない
“正義”を貫く為に判断をし続ければ 中には苦渋の選択を強いられることも しばしばあるはず
何が正しいのか それはマスターにも度々訪れる壁
正義を考えるにあたって 必ず突き当たる壁である、と マスターはグラーシーザを見つめ返す
【グラーシーザ】 おまえ…
【グラーシーザ】 おまえも、正義の真実を… 求めつづけているのか…?
選択肢:
- まだわからないコトばかりだけどね → select_label_01へ
- 自分は、間違ってばかりだけどね → select_label_02へ
- きっと、これからもずっとね → select_label_03へ
おまえも、正義の真実を… 求めつづけているのか…?
select_label_01:
【グラーシーザ】 …あたしもだ
select_label_02:
【グラーシーザ】 …それでも、求めつづけるんだな
select_label_03:
【グラーシーザ】 …あたしといっしょだ
select_label_end:
その真実のひとつは グラーシーザかもしれない
その壁を貫く力を持つ 迷いなき正義の執行者こそが… そう彼女を元気づけるマスター
【グラーシーザ】 あたしが、正義の真実…
本当にそうなのかどうかは 平和が訪れてからわかることだろう
その平和を未来に見る為に グラーシーザが自分には必要だと マスターは協力を“頼み込む”
【グラーシーザ】 ………
【グラーシーザ】 …そうか おまえは、あたしの、味方か
正義の見方が重なり 彼女のキラーズとバイブスが共鳴する
それは彼女が新たなる力 『罪断つ裁きの刻槍』に 目覚めた瞬間でもあった
【グラーシーザ】 そ、そうだっ さいしょから言ってるじゃないか! あたしこそが正義、それが真実だと!
【グラーシーザ】 おまえがひつようだって言うなら… 同じ正義をつらぬく者どうしとして おまえにたよられるのは、悪くない…
褒められ慣れていないのだろうか 頬を染め帽子のツバで 顔を隠すグラーシーザ
しかしすぐに胸を張り…
【グラーシーザ】 みとめてやろう! マスター、おまえを 共に正義を守る…
【グラーシーザ】 子分として!
…マスターの執行猶予は続くようだ
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