331003122 悪魔デュランダル 生きる場所
立ち去ったデュランダルの 後を追うマスター
【デュランダル】 マ、マスター
【デュランダル】 追ってきたんですの…?
【デュランダル】 さっきはひどいことを 言ってしまってごめんなさい
【デュランダル】 でも…
【デュランダル】 あの気持ちにウソはありませんわ
【デュランダル】 マスターが望むのなら、 除隊でもどうとでもして下さい
覚悟を決めるデュランダル
しかし、マスターの口から出たのは…
いつも君たちに任せてしまって 申し訳ないと思ってるんだ… との言葉だった
【デュランダル】 ………
どう言おうと、戦闘で姫たちに 頼っているのは事実
なんの申し開きも出来ないよ… と素直に頭を下げる
【デュランダル】 ……マスター
その姿を見た彼女は、
【デュランダル】 欺くことは、 わたくしの騎士道に反します… 正直にお話ししますわ
彼女が隠していた本心を語り始めた
【デュランダル】 隊の姫たち、みんなが 貴方を慕っているのは知ってますわ
【デュランダル】 でもわたくしは、 戦にしか居場所を見つけられない性分
【デュランダル】 戦のない世を望むマスターにとって… いずれ必要のない存在になることは 分かっていますの
【デュランダル】 貴方を信用していない ふりをしていましたが、 本当は…
【デュランダル】 必要とされなくなるのを 恐れていたのです……
悲し気な目を見せる彼女
マスターが声を掛けようとした時…
【デュランダル】 …!
【デュランダル】 やれやれ…こんな時に…
その場に敵の軍が出現
【デュランダル】 わたくしはいずれ 必要とされなくなる身… ならば役に立てるうちは…
そう心に想い、 剣を構えるデュランダルだった
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