340082212 オティヌス バレンタイン 魅惑のチョコレート
【オティヌス】
…これでよし、と
扉を幻術で隠してしまえば、
邪魔されることもないだろう？
【オティヌス】
さて、始めるとするか…
マスター、荷物を渡してくれるかい？
オティヌスの荷物の中身は チョコレートの材料と箱だった
【オティヌス】
これが、君を避けたかった理由さ…
君に贈るチョコレートを
作りにきたんだよ
【オティヌス】
だが、君があまりにも必死だから
ついてくるな、とは言えなくてね
そう話しながら、オティヌスは 手早くチョコレート作りを進めていく
マスターが、オティヌスの 手際のよさに感心すると…
【オティヌス】
ふふっ、そうだろう？
手先の器用さには自信があるんだ、
こんなこともできるよ？
オティヌスはそういって マスターの目の前で指を鳴らし、 手から一輪の花を出す
マスターが手品に驚く様子を見て、 オティヌスはニヤリと微笑む
【オティヌス】
そうだ、あれが完成するまで、
まだ時間がかかるんだ
味見がてら、ゲームをしてみないか？
【オティヌス】
この3つの小さなチョコレートには、
ひとつだけ「当たり」が入っている…
【オティヌス】
君が「当たり」を引けば君の勝ち、
外したらあたしの負け…
どうだい、やってみるかい？
マスターは、おもしろそうだね と、挑戦することにした
【オティヌス】
そうこなくちゃ！
さぁ、いくよ…
オティヌスがチョコレートを シャッフルし、マスターの前に並べる
選択肢:
- きっと右だ！ → select_label_01へ
- いや、真ん中かな？ → select_label_02へ
- やっぱり…左だ！ → select_label_03へ
この3つの小さなチョコレートには、 ひとつだけ「当たり」が入っている…
select_label_01:
【オティヌス】
なるほど…
君はそれを選ぶか…
select_label_02:
【オティヌス】
…それでいいのかな？
もう変更はできないけどね、ふふっ
select_label_03:
【オティヌス】
じゃあ、食べてごらん…
ふふっ、思いっきりいこうか？
select_label_end:
チョコを口に入れたマスターは、 うぐっ！と声を出したあと、 顔を真っ赤にして激しくむせる
マスターの選んだチョコレートには 激辛ソースが入っていた
マスターが悶える様子を、 オティヌスは楽しそうに眺める
【オティヌス】
ふふっ、大丈夫かい？
残念だったねマスター
ほら、水を飲んで落ち着くといい
【オティヌス】
…さて、もういい頃合いだろう
そろそろ、ここを出るとしようか
完成したチョコレートを持って、 オティヌスは扉の幻術を解く
【ケイオスリオン兵】
なんだ？ 急に扉が…
【ケイオスリオン兵】
うわっ！
お前ら、どこから現れた！？
【オティヌス】
おっと…
また見つかってしまったか…
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