Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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340171212 神令スイハ 孤高の意味

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3401711.png 【スイハ】 これは当てつけか?

あれ以来、スイハは時折 戦線から外されるようになった

いつもは淡々と 命令を了承していたスイハだったが その日は少し違った

マスターがスイハに 次の命令を与える為に やってきた時のことだった

次の戦場でも スイハは待機するように、と

3401711.png 【スイハ】 私の力は、不要か?

焦った様子も、憤った様子でもなく ただただマスターに詰問するスイハ

3401711.png 【スイハ】 それとも、嫌がらせか何かか? 私が気にしすぎているだけなら 良いが

申し開きをしようとするマスターだが どこかぎこちなく 言葉もたどたどしい

3401711.png 【スイハ】 ? (歯切れが悪いな)

周りのキル姫が仲裁に入ろうとするも マスターがそれを制する

3401711.png 【スイハ】 …何か、言いたいことがあるなら はっきり言ってもらおう

3401711.png 【スイハ】 (考えを口にせず 黙りこくっているほど 面倒なコトはない)

明らかに自身を棚上げした小声が 彼女から聞こえてくるが、 マスターは聞かないことにした

3401711.png 【スイハ】 仲間が不要と言った 任務以外で声をかけるなとも言った まとわりつくな、とも

3401711.png 【スイハ】 私の規範を述べたまで

3401711.png 【スイハ】 命令ならば従う

3401711.png 【スイハ】 だが これが任務とは 別の意味合いを持っているのなら…

3401711.png 【スイハ】 私に対する 悪意ある行為なのだとすれば…

3401711.png 【スイハ】 ───噛み付いてくる犬に 容赦はしない

立ち去ろうと背を向けるスイハ

謝ろうと スイハの前に出るマスターだが…

3401711.png 【スイハ】 …私の前に立つということは “射抜かれたい”ということか?

選択肢:

…私の前に立つということは “射抜かれたい”ということか?

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3401711.png 【スイハ】 いいぞ。無意識的に 殴ってしまうかもしれないが

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3401711.png 【スイハ】 行間が読めないのか?

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3401711.png 【スイハ】 踏まれたいということか…?

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3401711.png 【スイハ】 とんちをやっているつもりはない

マスターは弁明する 決して当てつけや嫌がらせで 行ったことではないと

3401711.png 【スイハ】 …

3401711.png 【スイハ】 (そうなのかもしれない)

3401711.png 【スイハ】 (何か、温かい何かが バイブスを通じて 私に干渉してくるのがわかる…)

3401711.png 【スイハ】 (だが、私の力 軍神テュールとしての力 私の誇りが…)

3401711.png 【スイハ】 (それを受け入れはしない)

3401711.png 【スイハ】 (…逆に これが、私の認識が 何かの勘違いだったとして…)

3401711.png 【スイハ】 (それはそれで 顔向けしにくい…)

3401711.png 【スイハ】 …任務が無ければ あなたと話すこともない

3401711.png 【スイハ】 (その任務についても 最近、違和感がある…)

3401711.png 【スイハ】 (何にせよ 戦いに出なければ わからないこと…)

平静を装いながらも ダダ漏れなスイハの心の声

3401711.png 【スイハ】 (…どうしたというんだ?私は)

しかしマスターは 彼女にかける言葉を 見つけられないでいた

3401711.png 【スイハ】 …

スイハは目を伏せ マスターの横をすり抜け 離れていく

3401711.png 【スイハ】 ………独りにして

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