350031214 八咫鏡・獣刻・ジャバウォック 獣血『鏡の国の詩』
あれから数日後─
【八咫鏡】 お主たちの情報(ログ)、 元に戻させてもらうぞ
八咫鏡は、 改ざんした隊の姫の 情報を修復した
それにより、 隊は元の問題児だらけの集団に…
【八咫鏡】 でもマスターは、 その方が好みのようじゃの?
そうだね と嬉しそうに答えるマスター
【八咫鏡】 改ざんされたいい子ばかりじゃない、 色んな奴がいるから面白い 何が起こるか分からないから面白い
【八咫鏡】 そう思っとるんじゃろ?
【八咫鏡】 わらわもそうじゃ
【八咫鏡】 だから…
【八咫鏡】 もう、いい子を演じるのはヤメじゃ
【八咫鏡】 これからは… わらわらしくいかせてもらうぞ!
その宣言通り、 姫たちにいたずら三昧の毎日 姫たちとのケンカもしょっちゅうに
だが、彼女は語る
【八咫鏡】 ぶつかり合うことで、 なんだか今まで以上に 仲良くなれた気がする
【八咫鏡】 絆が…深まった気がするんじゃ!
それは気のせいではなく、 紛れもない真実
仲間と深く繋がり、 思いやり合うことで 彼女は新たなるスキル
獣血『鏡の国の詩』を身に付けていた
【八咫鏡】 まったく不思議じゃの
【八咫鏡】 色々迷って生きてきたが… 元々、神羅万象、何事にも 答えなどなかったのじゃ
【八咫鏡】 答えは自らで見つけ出していく 誰もがみんな、 己の信じる道を進むしかない
彼女がマスターを見つめる
【八咫鏡】 だから、お主も… 自分の信じた道を進め
【八咫鏡】 お主の想う未来を切り拓け
【八咫鏡】 大丈夫じゃ!
【八咫鏡】 お主のそばには… わらわがずっとついておるからの
彼女の笑顔はとても優しく、 また頼もしくもあった
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