40102203 正月_ヴァナルガンド 『ハートオブソウル』
【アバリス】
マスターをお守りするはずの
立場である私が…
逆に心配されてしまうなんて…
【アバリス】
情けないし…
とっても…
【アバリス】
悔しいです…！
こんな不甲斐ない自分が…
悔しさと悲しさが 心の中で入り混じる
【アバリス】
…！
【アバリス】
あ、あの大工さん…
【アバリス】
担いだ木材が、
マスターの頭にぶつかりそうに…！
【アバリス】
マスター！！
危ないッ！！
それは、今まで聞いたこともない 大きな声だった
【アバリス】
ハァッ！！
光りを放った手で、 大工さんの持つ木材を止める彼女
【アバリス】
マ、マスターを
守りたいという想いが…
新たな技を！？
【アバリス】
マ、マスター！
奥義『ハートオブソウル』、
誕生しました！！
それはまさしく 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
ありがとう 彼女に礼を言うマスター
【アバリス】
ありがとうは…こっちです
諦めずに追いかけてきて…
良かった
選択肢:
- 一旦は諦めかけたの…？ → select_label_01へ
- それでも、追いかけてくれたの…？ → select_label_02へ
- なにが背中を押してくれたの…？ → select_label_03へ
ありがとうは…こっちです 諦めずに追いかけてきて… 良かった
select_label_01:
【アバリス】
はい…最初は…でも…
select_label_02:
【アバリス】
はい…伝えたいことがあったから
select_label_03:
【アバリス】
マスターの…言葉です
select_label_end:
【アバリス】
どうして、諦めちゃいけないと
思ったか…ですか？
それは…
【アバリス】
お礼が…したかったからです
【アバリス】
隊に入った日、存在感の薄い私に
「アバリス」…と
名前を呼んで下さったから
【アバリス】
武器の影響で、ずっとひっそり
誰にも気づかれず
生きてきたから…
【アバリス】
そんな私が…
すぐに覚えてもらえて…
名前を呼んでもらえて…
【アバリス】
とっても嬉しかったんです
【アバリス】
だから、その…
お礼をしたくて
気付いてたよ マスターがつぶやく
【アバリス】
…！え…えぇ！？
私が付いてきてること…
気付いていたんですか？
【アバリス】
それじゃ、どうして
声を掛けて下さらなかったんですか？
【アバリス】
…！
【アバリス】
引っ込み思案な私に…
話しかける勇気を持ってほしかった…
【アバリス】
そうだったんですね…
【アバリス】
私のことを…そんな風に…
【アバリス】
…嬉しい
【アバリス】
とっても…嬉しいです
【アバリス】
マスター、薬、
塗って差し上げますね
傷だらけだが、その笑顔は とても活き活きと輝いていた
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