416102063 インテグラルノア編サイド インテグラルノア サイドストーリー かけがえないアナタへ 前編 かけがえないアナタへ 2話 6 - 淘汰の果て-6 淘汰の果て-6 淘汰の果て 6話 戦闘後
【レーヴァテイン】 はああああああああ!
【ゼロ】 ガアアアアアアア…!
【レーヴァテイン】 ごめん…ごめんなさい、兄さん… ごめんなさい…
【レーヴァテイン】 兄さん… 兄…ううっ…うああああっ…
【ティルフィング】 レーヴァテイン…
【ロンギヌス】 そんなっ…
【マサムネ】 …………むっ? いかん!レーヴァテイン、そこから 離れろ!!
【アルテミス】 そのキラーメイルは、 まだ生きています!
【ゼロ】 うううっ… ガアアアアアアアアアアアア!!
【レーヴァテイン】 あっ…
【ゼロ】 ようやく悪魔との戦いが終わった これから世界は人々の手によって 復興していくんだ
【ゼロ】 アマネ、お前達のお陰だ よく戻ってきてくれた
【レーヴァテイン】 うん…兄、さん
【ゼロ】 だから無理するな まだ記憶を取り戻してないんだろ
【ゼロ】 俺に言われたからって、無理やり 兄だと思い込まなくて良いんだ そのうち、思い出してくれ…
【レーヴァテイン】 ごめんなさい… ちゃんと思い出すから
【ゼロ】 …その頃には、俺の方がお前のことを 忘れてるかもしれねぇがな
【レーヴァテイン】 えっ?
【ゼロ】 何でもない それより、頼みがあるんだ
【ゼロ】 天上世界にある神器レーヴァテインを 手に入れてくれ
【ゼロ】 それで俺を、殺して欲しい
【レーヴァテイン】 何で…
【ゼロ】 俺達キラーメイルは…じきに魔獣化 する…助かる方法は恐らくない
【ゼロ】 だから…その前に殺して欲しいんだ まだ自我があるうちにな
【レーヴァテイン】 …面倒くさい
【ゼロ】 そう言うな こんなこと、お前にしか頼めない
【ゼロ】 もし俺を兄だと思ってくれるのなら 魔獣になる前に殺してくれ
【レーヴァテイン】 …………
【ゼロ】 俺はここで待つ お前が神器を持って帰ってくるまで ここで
【ゼロ】 決して誰も襲わないよう魔獣化を 抑え込んでいるから、きっちり 殺しに来てくれ
【ゼロ】 頼む
【レーヴァテイン】 …………分かった 私、自分で言うのも何だけど なまけるところあるから
【レーヴァテイン】 気長に待ってて… 神器を手に入れたら、 帰ってくる
【ゼロ】 ありがとよ 約束だぜ、アマネ
【レーヴァテイン】 うん 約束だよ…兄、さん
【ティルフィング】 くうぅっ…
【レーヴァテイン】 ティルフィング…!? どうして…
【ゼロ】 ガアアアアアアアアアア!
【ティルフィング】 割り込んで、すみません でも…こんな終わり方はイヤだった んです
【ティルフィング】 まだおぼろげですが… 私はゼロのこともアマネのことも 知っています
【ティルフィング】 とても仲の良い兄妹だったと… 微かに思い出せるんです
【ティルフィング】 たった二人きりの家族… それがこんな終わり方をするなんて
【ティルフィング】 私は受け入れたくありません!
【レーヴァテイン】 でも…兄さんはっ…!
【ゼロ】 ガアアアアアアアアアアアアアア!!
【ティルフィング】 まだ可能性はあります この人は…ゼロからでも希望を 見出したんですから
【ティルフィング】 もう一度…もう一度だけ、 奇跡を見せて下さい お願いします!
【ゼロ】 ガアアアアアアアアアア! ガアアアア…ガアアアアアア!!
【アルテミス】 苦しんでいる? いえ…抗っているのですか?
【ゼロ】 ガアアアアアアアアア! ア…アマネ…
【レーヴァテイン】 兄さん…!?
【ゼロ】 俺ハ…アア…ガアアアアアア…!
【レーヴァテイン】 兄さん…! 兄さぁぁぁん…!!
【ティルフィング】 ゼロ… 待っていて下さい 助ける方法はきっとあります
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