50013202 ケラウノスストーリー モテの神髄とは?
数日後─ マスターは街で、彼女を見かけた
【ケラウノス】 ブツブツ…なんで私が… ブツブツ…そんなはずは… ブツブツブツ…
なにやら独り言を言っている マスターは声を掛けてみることにした
【ケラウノス】 …わっ、ビックリした! なんだ、君か… おどろかさないでよ
【ケラウノス】 …え?いや、それがさ… 今日も可愛い子に 声かけてたんだけど…
またナンパか…
【ケラウノス】 成功率が30%くらいなわけ! この私が!最強のナンパ師である、 この私がよ!?
【ケラウノス】 で、理由は一体何なのかと… 自問自答を繰り返していたわけなのさ
選択肢:
- 手当たり次第過ぎるんじゃない? → select_label_01へ
- 可愛い子はプライドも高いんじゃ…? → select_label_02へ
- 相手は急いでたんじゃないの…? → select_label_03へ
で、理由は一体何なのかと… 自問自答を繰り返していたわけなのさ
select_label_01:
【ケラウノス】 は?どういうこと?手当たり次第、 ゲットするのがこの私でしょ!
select_label_02:
【ケラウノス】 だからって、私になびかないのは おかしいでしょ!
select_label_03:
【ケラウノス】 それでもついてくるでしょ!? 相手がこの私なら!
select_label_end:
【ケラウノス】 君はさ… もしかして… 私がモテないと言いたいわけ…?
【ケラウノス】 人のこと見てる暇あったらさ… 気づいてよ…?
【ケラウノス】 体に刻まれた遠い過去の記憶なのか… 私の能力には、何故か制御が 掛けられている
【ケラウノス】 わかるんだ、自分で いつも抑えつけられるような… 圧迫感…
【ケラウノス】 苦しい… この苦しみから解放してくれるのは マスター…
【ケラウノス】 君だと思ったんだけどな…
【ケラウノス】 なのに… いつまで経っても全然じゃん… 私だって…
【ケラウノス】 少しはツライんだよ…?
彼女の目は悲しみを帯びていた
【ケラウノス】 …ま、まあ! それでも全然問題ないわけだけどね! なぜなら、私は最強だから!
【ケラウノス】 ちょっと変な話しちゃったけど…
【ケラウノス】 よく見てなさい! 私のモテっぷり、 君に見せてあげるから!
【ケラウノス】 ね〜、そこの可愛いお嬢さん♪
【ケラウノス】 私とスイーツ屋さんにでも…
【ケラウノス】 ぶはぁーーーっ! また断られたーーーっ!!
【ケラウノス】 くっそ〜… なんでよ!? この私の…!
【ケラウノス】 どこがいけないんだろ…?
さっきの悲しげな目といい、 この自信なさげな表情といい… 彼女の心の奥を見たマスターだった
Next: 50013203