50034204 学園ピサール 『一思想伝』
【八咫鏡】 まごころを~♪ お主に~♪ な~のじゃ~♪
調理室の扉の前――
明らかに上機嫌の八咫鏡… マスターは邪魔をしないように そ~っと中に入ったのだが…
【八咫鏡】 お、ぬしー! いつからそこにおったのじゃ!!
八咫鏡はどうしてか やけに驚いてそわそわしている…
【八咫鏡】 ぬ!? あ、味見したいじゃと!?
【八咫鏡】 ま、待つのじゃ… たしかにこの前よりはな? かな~りいい感じではあるがな?
【八咫鏡】 まだそれはべーた版でじゃな… りりーす前なのじゃ… で、でばっぐが必要なのじゃ…
なんだか不思議な言葉を ごにょごにょ言っている…
【八咫鏡】 そ、それを加味してじゃな! 心して味見するが良い! まだ未完成じゃからな!
八咫鏡の念押しに うなづきながら マスターはチョコを頬張る
選択肢:
- 始めあっさり…あと濃厚… → select_label_01へ
- 甘さの中に絶妙なほろ苦さが… → select_label_02へ
- すこし…危険な香りがする! → select_label_03へ
八咫鏡の念押しに うなづきながら マスターはチョコを頬張る
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【八咫鏡】 可愛い系と見せかけて…ふふふ!
select_label_02:
【八咫鏡】 それが…大人の魅力なのじゃ!
select_label_03:
【八咫鏡】 クセになっても知らんぞ…♪
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気がつけば… さっきまであわあわしていた八咫鏡が いつものドヤ顔に戻っている…
あまつさえ頬を紅潮させて… なんだか興奮気味の様子だ!
【八咫鏡】 ふっふん♪ やはり込めた想いは 伝わってしまうのじゃなぁ…!
【八咫鏡】 わらわのこの小さな器から こぼれださんばかりの魅力と!
【八咫鏡】 そしてそして… たぎる情熱が…甘みとなって今… そなたの中を駆け抜けたのじゃ!
【八咫鏡】 しか~し! まだまだじゃ…まだ込めたりぬ!
【八咫鏡】 想いは込めれば込めるほど伝わり… やがて互いの絆を深く強くする… 『一思想伝』じゃ!
それはまさしく 彼女が新たなスキルに 目覚めた瞬間だった
確かになにか熱いものを 受け取った気がした しかし…
具体的にさっきのチョコには どんな思いが込められて いたのだろう…?
【八咫鏡】 な!ぬぅ!
【八咫鏡】 さっきのチョコに… 込められていた想いについて… じゃとぅ~!?
【八咫鏡】 お、おぬし… それを…言わせるのか…? ぬぬぅ…口にしていえ、と…?
八咫鏡の様子が明らかに変だ… 聞いてはいけないことを 聞いてしまったかもしれない!
急いで話を逸らすマスター
【八咫鏡】 む…おいしいチョコが作れるのは やはり甘い食べ物が 好きだからなのかとな?
【八咫鏡】 ふふ…
【八咫鏡】 ふふふふふふ!!!!
【八咫鏡】 そうじゃのう… その、わらわが好きそうなものを… くれてもよいのだぞ?
【八咫鏡】 日頃お世話してやっておるのじゃ 感謝の念とかを込めてのぅ…
【八咫鏡】 来月の!3月の!今頃とかに! くれるというのも悪くないぞ! のう、お主~♪
どうして来月の今頃なのか ピントこないけれど…
そういうのはいいかもしれないと 思うマスターだった
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