50084401 芭蕉扇(ハロウィンver)ストーリー 『幽怨の扇』
あれから一年後の 10月31日─ ハロウィン当日
【芭蕉扇】
今年も、
この季節が
やって来たのね
【芭蕉扇】
コスプレして、料理を作って、
パーティーの準備をして
それなのに…
【芭蕉扇】
今年も帰ってこないなんて、
旦那様は一体なにを考えてるの!?
き~~~っ!!
【芭蕉扇】
どうせ、また他の姫達に
つかまってるんでしょッ!?
許せないッ!!
【芭蕉扇】
今度という今度は…!
マスターを探すため、 街に飛び出そうと 扉を開けた瞬間…
ハッピーハロウィーン!!
【芭蕉扇】
ひゃーーーっ!!
お化けーーーっ!!
驚いて、腰を抜かす彼女
選択肢:
- あはは!引っ掛かった! → select_label_01へ
- おかしをよこせ~!なんてね → select_label_02へ
- ふふ、案外怖がりなんだね → select_label_03へ
驚いて、腰を抜かす彼女
select_label_01:
【芭蕉扇】
か、勘弁してー!…って、あなた!
select_label_02:
【芭蕉扇】
許して下さいー!…って、あなた!
select_label_03:
【芭蕉扇】
そうなんですーっ!…って、あなた!
select_label_end:
白い布切れから顔を出すマスター
【芭蕉扇】
だ…騙したのねーーっ!!
今年は遅れずに帰って来たよ! と、まだマスターが 話している途中にも関わらず…
【芭蕉扇】
許せないッ!!
これでも…
喰らいなさーーーいッ!!
【芭蕉扇】
新奥義!!『幽怨の扇』!!
え!?ちょ…ちょっと待… ひーーーっ!! 腰を抜かすマスター
芭蕉扇の放った攻撃は、 マスターの頬をかすめ、 空の彼方に消え去った
【芭蕉扇】
うふ♪ビックリした?
驚かされたお返しよ!
【芭蕉扇】
ありがとう、あなた
今年はちゃんと戻ってきてくれて!
とっても、嬉しいわ!
【芭蕉扇】
一年に一度のこの日を、
あなたと送れて本当に幸せ♪
【芭蕉扇】
さぁ、パーティーを始めましょう!
とっても嬉しそうな彼女 今年は何事もなく、ハロウィン パーティーを迎えられそう…
【芭蕉扇】
…んん?
【芭蕉扇】
あなた…
この頬に付いているものは
なぁに?
【芭蕉扇】
これは…お菓子の粉ね?
もしかして私とのパーティーの前に…
他の姫と…?
あ、いや、これは…!
【芭蕉扇】
ふ~ん
必死に言い訳するマスターを 横目で見る芭蕉扇
【芭蕉扇】
ふふ、まぁいいわ
最後には、ちゃんと私のところに
帰ってきてくれるって信じてるから
冷たい目とは裏腹に、 優しい心でマスターを包んでいる 芭蕉扇だった
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