50121304 霜月美佳ストーリー 憧れの想い
あれから数日が過ぎた
マスターの隊は、 異族との戦闘の真っ最中
そんな中、霜月 美佳は…
【霜月 美佳】 …ひっ!
襲い掛かる敵に足がすくむ
【霜月 美佳】 いやだいやだ… 死にたくない…!!
【霜月 美佳】 …あっ!!
涙を浮かべ、 泣き叫ぶ彼女を救ったのは、 隊の姫たちだった
【霜月 美佳】 ど、どうして…
理由なんてない! 同じ隊の仲間でしょ!? そう叫ぶ姫
【霜月 美佳】 !!
【霜月 美佳】 …仲……間…
【霜月 美佳】 私が……?
立ち尽くす彼女に、 マスターが語り掛ける
選択肢:
- みんな、きみの仲間だよ → select_label_01へ
- みんな、戦っているよ → select_label_02へ
- 君も一緒に戦わないか? → select_label_03へ
立ち尽くす彼女に、 マスターが語り掛ける
select_label_01:
【霜月 美佳】 私に…仲間が…
select_label_02:
【霜月 美佳】 わ、私は……
select_label_03:
【霜月 美佳】 私も…彼女たちと共に…
select_label_end:
【霜月 美佳】 わ、私は……
【霜月 美佳】 わからない… どうすればいいのか……
【霜月 美佳】 シビュラの無い この世界じゃ… 私は……
――と、その時だった
【霜月 美佳】 あっ!!
先ほど、 美佳を助けた姫が、 異族に襲われ窮地に陥っていた
【霜月 美佳】 私は……!
美佳の目に強い光が宿る ドミネーターがそれに反応するように 蛍光色に光りだした
【霜月 美佳】 『憧れの想い』!!
閃光が走る
それは異族を滅ぼし、 姫を救い出した
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【霜月 美佳】 はぁ…はぁ…私……
戦闘が終結した後、 マスターは美佳に語り掛ける
自分の判断で、 仲間を助けてくれたんだね? と
【霜月 美佳】 ………
【霜月 美佳】 そんな…つもりじゃない… 気が付いたら… 体が勝手に……
【霜月 美佳】 でも… 前に言ったことは撤回する
【霜月 美佳】 彼女たちは 殺戮人形なんかじゃない…
【霜月 美佳】 『心』を持った… この世界の執行官たち…
【霜月 美佳】 こっちに来て… 絶対に死にたくない… 元の世界に帰りたい…
【霜月 美佳】 色相も濁らず… きれいなままでいたい…
【霜月 美佳】 ずっと、そう思ってた…
【霜月 美佳】 わかったの…
【霜月 美佳】 私がこの世界で きれいでいられる方法は… サプリじゃない
【霜月 美佳】 彼女たちを… 私を仲間と呼んでくれる 姫たちを信じて戦うこと…
【霜月 美佳】 それだけだって…
大丈夫、きみが仲間を信じれば、 彼女たちもきみを信じてくれるよ マスターが美佳に優しく告げる
【霜月 美佳】 ……シビュラが無いこの世界で… なにを信じていいか、 ずっと分からなかった……
【霜月 美佳】 でも……やっと……
俯いていた顔を上げ、 マスターを見つめる彼女
【霜月 美佳】 ……ねぇ
【霜月 美佳】 あなたのこと… 本当に信じていいの…?
優しくうなずくマスター その後ろには、 仲間の姫たちの姿も
【霜月 美佳】 …う…うぅ…
【霜月 美佳】 うわぁぁぁぁっ!
マスターたちの温かな 優しさに包まれた美佳は、 熱い涙を流し続けた
Next: 50131301