50202201 5月学園パラシュ 『背』一杯では届かないから
【タスラム】
ふふふ～♪
放課後――
日課の見回り中 タスラムに捕まったマスターは…
【タスラム】
あ！
あのパン屋さんの
ホットドックパンも追加な！
何故か食べ歩きツアーに 同行させられている…
【タスラム】
これうまいんだよなー♪
三つは一気にいけるぞ！
とは言え楽しそうなのはいいことだ さっきからマスターの横で ぴょんぴょんとスキップを…
【タスラム】
ん…
なんだじろじろ見て
パンはやらないからな！
やめてしまった 確かに飛び跳ねていたと思ったが…？
なんでもないと言い前を向くマスター バレないように横目で タスラムを見てみると…？
【タスラム】
…ふっ！
…ぬっ！
やっぱり跳ねている、が どうやらスキップではないらしい なんだか必死な様子…
【タスラム】
なんで飛び跳ねてるかって！？
【タスラム】
…身長差があるから
【タスラム】
見上げるのが疲れるんだよ！
飛んで目線合わせてやってるんだよ！
ありがたく思え！
飛び跳ねている方が絶対に疲れると 思うのだが…
それに、並んで前を向いて 歩いているんだし、目線を 合わせるような場面もないのだが…
【タスラム】
…なんか文句ありそうな顔だな
タスラムが牽制してくれたお陰で マスターは喉まで出かかった言葉を ぐっと飲み込むことができた
そのかわりに…
【タスラム】
まだまだ成長期だから
これから伸びる…？
【タスラム】
本当か…？
【タスラム】
本当だな！！
よーーーし！！
【タスラム】
ホットドックパン、あと五つ
追加だーーー！！
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