50281202 グラーシーザ 堕天使なんかじゃない!
自身を天使だと言うガブリエルが、 己の素性を語り始めた
【ガブリエル】 私が神々のいる前の世界に帰らず、 ここに残ったのは…
【ガブリエル】 帰らないのではなく本当は… 帰れなくなって しまったからなのです
どうして…? マスターが心配そうに尋ねる
【ガブリエル】 神々のいる世界への 道すじと言いますか…
【ガブリエル】 あっちとこっちを繋ぐ空間に 戻れなくなってしまいまして…
そうだったんだ… 悲しい過去に同情するマスター
【ガブリエル】 最初は絶望していたのですが… どうせ帰れないならと…
ならと…?
【ガブリエル】 あ、憧れだった… こ、恋人探しも… してみたいなと思い…
【ガブリエル】 それで… この世界に残ることにしたんです
ガブリエルの発言のあと、 一呼吸おいて、
なんと不埒な天使だ! いや、堕天使だ!! とツッコむマスター
【ガブリエル】 な!? だ、堕天使じゃありません! 私、純粋な天使ですッ!!
自分でハッキリと言うかね、 そんなこと
すっかり天然ボケと ツッコミの関係に なってしまった2人
【ガブリエル】 う~、信じてもらえないのも 無理ないでが、 全部ホントなんですってば~!
【ガブリエル】 恋人の件はつい口が滑りましたが、 悪を憎み、この世界を 平和にしたいと思う心は本当です!!
【ガブリエル】 だって…それが天使ですから!!
う~ん… いまいち信じ切れないマスター
【ガブリエル】 …え?
と、そこに息を切らせ、 一人の男が走り込んできた
【ガブリエル】 うわぁ、お金持ち~
カバンに大金を詰め込み、 後方をばかり気にしている どうやら誰かに追われている様だ
どけ、コラァッ!! とナイフを取り出し脅してくる男
【ガブリエル】 ヒ…ヒィィィッ!! なななな…なんですかぁ!?
選択肢:
- て、天使ならなんとかしてよ! → select_label_01へ
- 今こそ世界を平和に…! → select_label_02へ
- 悪を憎むなら、ほら! → select_label_03へ
ヒ…ヒィィィッ!! なななな…なんですかぁ!?
select_label_01:
【ガブリエル】 そ、そんな急に言われましても…!
select_label_02:
【ガブリエル】 きゅ、急すぎますぅ~!
select_label_03:
【ガブリエル】 憎いより…恐ろしいです~!
select_label_end:
オドオドと戸惑うだけで、 なにも出来ないガブリエル
【ガブリエル】 あわわわわ…ど、どうしよう…
いかにも悪人の男を目の前に、 はたして彼女は、 どうするのだろうか…?
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